山形県飽海郡 【いわれ】中世において当地方を支配していた遊佐氏は家格も高く勢力強大であったため,後の支配者が前の支配者と民衆との結び付きを割くために,文書や証拠品の隠滅を図り,その一族郎党を厳しく探索し処罰したという。このため,地名のいわれにはっきりとした根拠をあげることができない。 【シンボル】花(チョウカイフスマ),木(クロマツ) 鳥(なし) 【日本一】日本一きれいな夕日の町 【観光】 鳥海山(海抜ゼロメートルからそびえ立つ独立峰。標高2236m) 十六羅漢岩(吹浦駅西方1kmの海岸にある磨崖仏。日本海に臨む吹浦は漁村で,昔から多くの人たちが荒海に命を失った海禅寺の寛海和尚は,これに胸を痛め,諸霊の供養と海上の安全を祈り,羅漢の造仏を念願し,近村はもちろん遠くは酒田までたく鉢し,5か年を費やして明治元年,ようやく22体のみごとな磨崖仏を完工した。以来120年,この仏たちは海上の安全と大漁を念じてきた。16の羅漢に釈迦牟尼など6像を合わせて22体といわれている。) 胴腹滝(ゆう水) 二ノ滝 岡田のムクノキ(樹齢130年,目通り3.7m,高さ21m) 永泉寺(コケで有名。7世紀に開かれた道場が起源とされる) 日本海に映える影鳥海 鳥海公園からの眺望(鳥海山,月光川,庄内平野,日本海) 飛島を一望できるのは全国でもまれ(山川,平野,海,島を一望できる。飛島は日本海に浮かぶ孤島で昔は「とど島」といわれた) 鳥海山・遊佐スキー場 ダイナミック鳥海山まるかじりスキー大会(東北一の秀峰鳥海山は出羽富士と呼ばれ,日本海を眼下に標高差1400mのダウンヒルを楽しめる。実施日5月6日から7日) 鳥海山ブルーライン登山マラソン大会(雄大な鳥海の自然の中を感動とともに走る。実施日6月8日) 三崎公園(日本海が一望できる) 杉沢比山(国指定重要文化財) 石造九重層搭 吹浦石器時代遺跡 鳥海温泉保養センターあぽん西浜(湯量が豊富で体に良く効くことから湯治客が絶えない。「あぽん=風呂」) 夕日祭り(夏の夜に花火と生バンド。実施日7月29日) 吹浦大例祭(実施日5月4日から5日) 諏訪部祭(本願寺の供養祭。実施日5月15日) 戴邦碑祭(玉竜寺の供養祭。実施日7月16日) 佐藤政養祭(鉄道祭り。吹浦駅前で。実施日10月14日) 佐藤藤蔵祭(砂防林。実施日11月10日) 鰐口(暦応午5年7月26日の銘) 鳥海山の山肌に出る種まき爺さん・婆さん(雪形を見て春の農作業に入る) 町内おばこ発祥の地(帝石寺の境内に碑が建立) 彦太郎の発祥の地(もち米) 吹浦三崎山のタブ林(タブ林の北限) 【名産】イワノリ,アオサノリ イワカキ 砂丘メロン,スイカ 庄内ガキ 庄内ササニシキ 【方言】あぽん(風呂)幼児を祖父母が風呂に入れるときに使う言葉 のー(話の語尾につく言葉) |