野田村(のだ)検索

岩手県九戸郡
【いわれ】昔,湾曲したなぎのよい海を「ノト」と呼んでいた。これが「ノタ」と転化し,漢字の野と田の字を当てたものと考えられている。
【シンボル】花(ハマナス),木(クロマツ) 鳥(セキレイ)
【日本一】マリンローズ(玉川鉱山のみから産出されるバラ輝石をアクセサリーに加工)
     安家川(あっかがわ。サケの一河川でのふ化能力は日本一)
【観光】
    十府ヶ浦海岸(緩やかに続く3.5kmの砂浜)
    安家渓流(新緑,紅葉を楽しみながらの渓流釣り)
    大唐の倉 
    安家川をさかのぼるサケの群れ
    野田塩ベコの道(昔,十府ヶ浦で作られた塩を牛の背に乗せて内陸部まで運んだ道)
    えぼし岩
    アジア民俗造形館(アジアの国々の生活用具などを,村に残る南部曲がり家に展示。タイの原住民族の住居も復元)
    玉川鉱山観光坑道(マンガン鉱山を観光坑道化。宝石の原石なども数多く展示)
    海上相撲(海に浮かべた土俵の上での相撲)
    のだ砂祭り(十府ヶ浦海岸で砂の造形展示やイベント。実施日7月最終土日曜日) 
    野田さけ祭り(サケの即売,さけ料理などの販売。実施日12月第1日曜日)
    野田観光祭り(山車,みこし,流し踊りなど。実施日8月24日から26日)
    野田港祭り(海上パレード,海上相撲。実施日8月25日)
    日形井(ひかたい)地区の南部曲がり家が点在する集落の町並み
    夏季にヤマセ(東風)が発生する村
    自然の奏でる海・川・風の音風景
    なもみ(なまはげに似た風習)
    ミズキだんご飾り(小正月1月15日の行事)
    前川善兵衛寄進の石仏
    中平遺跡の野田竪穴式住居址群
    一つ橋の歌碑
    十狩ヶ浦の歌碑
    野田の玉川の歌碑
    伝説彦五郎沢のキツネ(昔から向平・中平にはキツネが住んでいて作物を荒らしたり、人を化かすと言われていたが、ここに彦五郎夫婦が暮らしていた。ある夜、寄り合いに出かけるはずの彦五郎が炉端の向こう側に座っていた。ばあさんがよく見ると彦五郎は左目が悪いのに向こう側のじいは右目が悪くなっているので、これはキツネの化け物と気づいた。そこで智恵を働かせ大きなかますにキツネの化けたじいを入れ、懲らしめたという)
    米田川のたこ神様(米田川(まいたがわ)の主はタコといわれ、海がしけの時、川に入られるのだという。このタコをまつったのが綿津海神社で通称たこ神様と呼ばれている)
【名産】マリンローズ(バラ輝石の加工品,タイピンなど)
    菊のり(食用菊を蒸してのり状に乾燥させたもの)
    干しまつも
    潮うに
    のだ焼(アジア民族造形館の「のだ窯」で造られる焼き物)
    なでベコ座像
    カキのしそ巻き
【発祥】海上相撲(海に落ちたら負け)
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【方言】だうだうと(早く、どんどんと勢いよく)
    どでぇあきり(全然、まるっきり)
    んが(お前)
    のぶとい(ずぶとい、大胆不敵)
    びんぼーほーろぎ(貧乏ゆすり)
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【名称】アジア民族造形館
【住所】岩手県九戸郡野田村日形井
【電話】0194−78−3252
【交通】三陸鉄道陸中野田駅からタクシーで15分
【開館】9:00〜17:00
【概要】昭和61年に開館
    アジア認識高揚を目的
    アジアの諸民族の信仰や暮らしに用いられた民族造形資料(土器,陶磁器,家具,絵画,彫刻,書籍,染織,民族服)
    岩手県に残す南部曲がり家を改装した展示棟
    陶工房
    タイのカレン族高床式及びヤオ族土間式の復元住居
    1年ごとに展示替え
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