花巻市(はなまき)検索

岩手県
【トピック】2006/01/01 花巻市と稗貫郡大迫町、石鳥谷町(いしどりや)、和賀郡東和町が合併

----------- 旧花巻市のデータ -----------
【いわれ】昔,瑞興寺のそばを北上川が渦を巻いて流れ,その渦巻きに桜の花が舞い散って美しい花の渦巻きになったことから,「花の渦巻く所」とされ,それが市名の由来とされている。
【シンボル】花(菊),木(コブシ),鳥(なし)
   
【観光】
    花巻温泉郷(県立公園の中に12ヶ所の温泉がある)
    清水寺(京都の清水寺,鴨川の清水寺とともに日本3清水の1つである)
    イギリス海岸(イギリスのドーバー海峡に似ていることから宮沢賢治がイギリス海岸と名づけた所である)
    大空の滝と豊沢湖 
    釜渕の滝
    イギリス海岸と胡四王山
    南斜花壇と日時計花壇
    北上川と豊沢川の合流地点の桜堤(4月下旬)
    花輪堤ハナショウブ群落(本州北限で色数の多い事で知られる。国指定天然記念物)
    ナラカシワ(高さ21m根回り5m推定樹齢300年)
    古木梅(高さ6m根回り3m推定樹齢200年)
    花巻囃子(祇園囃子の流れをくむお囃子)
    鹿踊り(ダダスコダの太鼓の音にササラ竹のしなる音)
    鬼剣舞
    花巻城時鐘(市民に親しまれた「時の鐘」)
  
    歴史民俗資料館(南部藩政の昔から昭和20年頃までの民俗資料を展示)
    宮沢賢治記念館(多彩な活動をした賢治の遺品、遺稿を展示)
    花巻市文化会館
    花巻広域公園
    日居城野運動公園
    花巻新渡戸記念館
    佐藤郷志館(宮澤賢治、高村光太郎、萬鉄五郎の資料展示)
    光徳寺蔵脩館(多田等観がチベットから持ち帰った秘仏、経典、仏画などを展示)
   
    わんこそば全日本大会(太鼓を合図に5分間で何杯のそばを食べられるか競う。実施日2月11日)
    イーハトーブフォーラム(賢治の故郷,花巻市をイーハトーブの首都と位置づけ,それにちなんだイベントある。実施日8月上旬)
    賢治祭(宮沢賢治の命日の日に賢治をしのび賢治の世界を探求する。実施日9月21日)
    高村祭(高村光太郎が晩年過ごした山荘前で碑詩の朗読、講演、器楽演奏などでしのぶ。実施日5月15日)
    花巻祭り(花巻囃子に合わせて繰り出される華麗な風流山車のほか,たるみこし,郷土芸能の鹿踊りなどのパレード。実施日9月5日から7日)
    清水寺宵宮祭(郷土芸能、地元の演芸など。実施日8月9日)
    蘇民祭(無病息災と五穀豊穣を祈願するもので、力もちをまき、蘇民袋を争奪する、雪と火と裸の勇壮な伝統行事。実施日1月2日)
    金勢祭り(金勢神社にまつられている金勢大明神の木製御神体を大沢温泉の露天風呂に入浴させ洗い清める儀式。実施日4月29日)
   
    水分神社周辺湖沼
    勝行院阿弥陀如来坐像(国指定重要文化財)
    円万寺神楽
    延妙寺阿弥陀如来立像
    南部義政甲冑(鳥谷ヶ崎神社)
    北松斎の甲冑(雄山寺)
    セロ弾きのゴーシュ記念碑
    宮澤賢治歌碑(求道の碑・川よみがえるの碑・早春の碑)
    高村光太郎歌碑
【名産】わんこそば
    金婚漬け(古くなればなるほど味が出ることから,名が付いた)
    リンゴ
    花巻人形
    花巻傘
    陶磁器(鍛治丁焼,台焼,瀬山焼)
    漆器(秀衡塗)
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【方言】あのなす(あのね)
    あべじゃ(行きましょう)
    おあげんせ(召し上がれ)
    あぐど(かかと)
    やんた(嫌だ)
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【名称】宮沢賢治記念館
【住所】岩手県花巻市矢沢1−1−36
【電話】0198−31−2319
【交通】JR新幹線花巻駅からバスで記念館前下車
【開館】9:00〜16:30
【概要】昭和57年に開館(50回忌を記念して)
    文人,画家,科学者でもあった宮沢賢治の業績を展示
    7部門の展示(環境,信仰,科学,芸術,農村,総合,資料)
    パネルやビデオ,スライドを使って展示
    「雨ニモ負ケズ」
    「風の又三郎」
    「銀河鉄道の夜」
    芸術部門(37年の生涯に1000首以上の短歌,800編以上の詩,100編以上の童話,俳句,歌曲,短編,絵画を残した創作活動の展示)
    愛用のチェロ
    蓄音機
    採集した岩石,鉱石の標本と顕微鏡
    収集した浮世絵
    「宮沢賢治童話村」が平成8年に併設開館
    
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【名称】佐藤郷志館
【住所】岩手県花巻市桜町4−14
【電話】0198−23−6591
【交通】東北本線花巻駅から賢治詩碑行きバスで終点下車,徒歩5分
【開館】9:00〜16:00(4月1日〜12月15日のみ)
【概要】昭和49年に開館
    宮沢賢治,高村光太郎,萬鉄五郎の資料
    遺墨,遺作
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【名称】蔵脩館(ぞうしゅうかん)
【住所】岩手県花巻市南川原町95 光徳寺
【電話】0198−23−4614
【交通】東北本線花巻駅から賢治詩碑行きバスで上町橋下車,又は花巻駅から徒歩15分
【開館】随時
【概要】昭和29年に開館
    宗教法人
    チベット学者多田等観の収集したチベットの仏像,仏画,仏具などのコレクション
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【名称】高村記念館
【住所】岩手県花巻市太田3−91
【電話】0198−28−3012
【交通】東北本線花巻駅から高村山荘行きバスで終点下車,徒歩5分
【開館】8:00〜17:00(4月1日から12月15日のみ)
【概要】昭和41年に開館
    財団法人
    高村光太郎の晩年7年間の生活と芸術
    彫刻,書,著書,遺品,光太郎研究文献
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【花名所】花巻温泉バラ園
【花種類】バラ
【所在地】花巻市花巻温泉
【花見頃】6月上旬から7月上旬
【交 通】JR花巻駅からバス20分
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【花名所】花輪堤
【花種類】ノハナショウブ
【所在地】花巻市西宮野目
【花見頃】7月上旬から中旬
【交 通】JR花巻駅からバス10分,徒歩15分
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【名称】花巻新渡戸記念館
【住所】花巻市高松9−21
【電話】0198−31−2120
【交通】東北新幹線新花巻駅から3km
【開館】午前9時〜午後4時30分
【概要】新渡戸一族と稲造博士の業績を顕彰
    信仰、兵学、新田開発に関するコーナー
----------- 旧稗貫郡大迫町のデータ -----------
岩手県稗貫郡
【いわれ】河口,清く輝いての意味のアイヌ語「オ・ハサ・ヌ」からきたという説もあるが,町の古文書に「大狭間」という書き方があり,「山にハサマれた土地」の意味から出たという説が有力
【シンボル】花(ハヤチネウスユキソウ) 木(キリ),鳥(コマドリ)
    
【日本一】高山植物の種類約200種(早池峰山固有種も数多くある)
     縄文遺跡から出土した土偶の数(1ヶ所から300個)
    
【観光】
    町の中心「大橋」から見る早池峰の遠景(四季を通じて風情あり)
    七折の滝(高さ50mからの落水が途中の岩に激突し,さらにその下の岩壁を数段折れて滝つぼに落ちる滝)
    早池峰神楽拍子(伝統芸能で,太鼓とかねと笛で奏でる。国指定重要民俗無形文化財)
    稲荷神社千本カツラ(カツラの木が株分かれして60本ほど密生したもので樹齢400〜500年,株回り30m)
    時報「愛の鐘」(大迫にちなんだ歌を電子音にして時報として使用)
    早池峰山のコマドリの声(夏山に美しい音色が響きわたる)
    ワインハウス(第3セクターのワインレストラン)
    ワインシャトー大迫(ワインが出来る過程を映像と模型で紹介。ワインの地下貯蔵庫,ジュース工場,ワインミュージアムなどワイン関連複合施設)
    ワイン祭り(大迫のワイン「エーデルワイン」飲み放題。実施日9月上旬)
    カントリープラザ(全天候型多目的広場で屋根は可動式)
    早池峰山(早池峰国定公園に指定されており高山植物の宝庫。約200種)
    薬師岳の高山帯・森林植物群落(ハヤチネウスユキソウなど固有種も多数有り。国指定天然記念物)
    あんどん祭り(盆の夜に行われる町最大の祭り。5m近いあんどん山車が町内を練り歩く。実施日8月14日から16日)
    早池峰神社例大祭(早池峰神楽の奉納,みこし渡御,数十体の権現様の行列などが必見。実施日7月31日,8月1日)
    早池峰神社蘇民祭(若い男衆がその年の健康を願って「守り札」を奪い合う祭り。実施日3月17日)
    南部たばこ資料館(380年の伝統を誇った南部葉の歴史資料館。外観は曲がり家風)
    郷土文化保存伝習館(早池峰神楽の資料や映像記録を保存している)
    ナウマンゾウの化石(約2万年以上前)を発掘
    宮澤賢治の詩碑
    あゆ釣り解禁(7月上旬)
    白山杉(樹齢約900年)
    岡田の梅(推定樹齢400年)
    大迫町内の街道筋の一部(旧宿場町の名残をとどめる)
    山岳博物館(日本に2つしかない山岳博物館。植村直己のピッケル所蔵)
    縄文館(町内出土の土偶、土器などを展示。遮光器土偶は必見)
    キツネとツブ(昔々、ツブの歩き方がのろいのを馬鹿にしていばっていたキツネがいて、ある時、この2匹が徒競走をやることになった。尋常では勝てないと考えたツブは、スタートと同時にキツネのしっぽにつかまり、ゴールでキツネが後を振り向いた時に飛び降り「キツネどんおそいじゃないか。おらぁ一時も前に来ていたぜ」と笑い転げた。それからはキツネはツブを馬鹿にしなくなった)
    
【名産】エーデルワイン
    ぶどう100%ジュース(ハーモニー)
    ワイン香水(コロンエーデルワイス)
    ワインを使った菓子類(ワインゼリー,ワインようかんなど)
    湯だんご(そば粉で作ったひし形のだんごを豆腐といっしょにゆでたもの。どんぶりでよそい,ねぎみそを付けて食べる)
    そば焼きもち(そば粉をこねて丸めたものを炭火で焼いたもの)
【発祥】シダレザクラ(枝が垂れ下がるカツラで,早池峰山で発見されたもの)
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【方言】めげぇ(かわいらしい)
    ぼんが(嘘)
    うえっかのほう(上の方)
    くえる(ふさぐ、閉じる)
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【名称】大迫町立山岳博物館
【住所】岩手県稗貫郡大迫町大迫3−39
【電話】0198−48−3020
【交通】大迫営業所バス停から徒歩5分
【開館】9:00〜16:00
【概要】オーストリアの女性建築家の設計による建物
    登山とスキーの歴史
    早池峰山の自然
    姉妹都市ベルンドルフについて
----------- 旧稗貫郡石鳥谷町(いしどりや)のデータ -----------
岩手県稗貫郡
【いわれ】諸説があるが,はっきりとしたいわれはない。
【シンボル】花(梅),木(杉),鳥(トビ)
【日本一】歴史民俗資料館の酒造用具1788点は国指定の重要有形民俗文化財となっている。
【観光】
    葛丸渓流(奥羽山脈から北上川に注ぐ町の西部を流れる葛丸川の渓流,新緑と紅葉が美しい)
    たろし滝(葛丸渓谷にあり、山の中腹の沢に大きなつらら(氷柱)が出来、毎年凍り付いた氷柱の太さからその年の収穫(豊作・凶作など)を占う神事も行われる)
    戸塚森森林公園(町の東部の小高い森の公園)
    光林寺(時の鐘,除夜の鐘)
    石鳥谷町歴史民俗資料館(南部とうじが使用した酒造用具を1788点展示している)
    蘇民祭(上半身裸あるいは下帯姿の男衆が蘇民袋を奪い合う壮烈な祭り。実施日旧暦1月7日)
    虫追い祭り(集落の子どもから老人までが,笛,太鼓を鳴らしながら大声を出して虫を追い払うという祭り。実施日7月10日ごろ)
    十日市神楽
    大瀬川さんさ踊り
    大瀬川奴踊り
    貴船神社神楽
    春日流八幡鹿踊り
    いしどりや祭り(熊野神社の秋祭りに合わせて行う町を上げての祭り。実施日9月7日〜10日)
    いしどりや夢祭り(花火大会などの夏祭り。実施日8月13日)
    いしどりや酒祭り(春。清酒の利き酒等の他食券を買うと酒は飲み放題。実施日4月下旬)
    いしどりや酒祭り(秋。ミス酒祭りのコンテスト、升っこそば選手権大会など。実施日11月10日)
    江曽一里塚
    春田流八幡鹿踊り
    草野心平歌碑
    杉生桜(杉の大木の幹に桜が生い茂っている。杉は枯れ死)
【名産】うどん(酒味うどん。南部小麦の粉を清酒で練ったもの)
    清酒(南部とうじの地元で造り上げた清酒。3銘柄あり)
    そば(そば粉100%の手打ちそば)
    りんご(蜜の入ったリンゴは甘い)
    リンドウ(リンドウ生産は岩手県第2位)
【発祥】南部とうじ(酒造技術者集団南部とうじは日本3大とうじの1つに数えられる)
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【方言】おはやんす(おはようございます)
    おしょす(恥ずかしい)
    ばげな(今晩)
    びゃっこ(少し)
    こどだごど(困ったことだ)
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【名称】石鳥谷町立歴史民俗資料館
【住所】岩手県稗貫郡石鳥谷町
【電話】0198−45−4513
【交通】JR石鳥谷駅から車で5分
【開館】9:00〜17:00
【概要】酒造りと町の歴史が判る
    酒造用具展示室
    考古,歴史展示室
    民具,農具展示室

----------- 旧和賀郡東和町のデータ -----------
岩手県和賀郡
【いわれ】和賀郡の東部に位置するところから,東と和賀の和を用いて東和町と命名。
【シンボル】花(アヤメ),木(アカマツ) 鳥(キジ)
【日本一】兜跋(とばつ)毘沙門天立像(高さ1.73m,木造一本彫成仏日本一)
     ホームスパンの生産量(全国シェアの70%)
【観光】
    新緑の田瀬湖(猿ヶ石川上流に昭和29年完成した人造湖。コイ,ヘラブナなど20数種の魚類が生息する淡水魚の宝庫)
    田瀬のあやめ園
    萬鉄五郎記念館(日本近代洋画家の偉業と遺品を展示)
    毘沙門天立像(木造一本彫成仏としては日本一。1200年前,坂上田村麻呂によって完成されたといわれる。国指定重要文化財)
    伝吉祥天立像(国指定重要文化財)
    成島毘沙門堂(国指定重要文化財)
    薬師神社内陣
    毘沙門祭り(全国泣き相撲大会など多彩なイベントが開催。実施日4月下旬)
    田瀬湖祭り(田瀬湖畔に咲き乱れる20万株アヤメの下郷芸能などが催される。実施日6月下旬から7月上旬)
    土沢七夕祭り(大正時代から行われている,5色の飾りが夏の夜を彩る祭り。実施日8月6日から8日)
    泣き相撲(子ども達の健やかな成長を願い,熊野神社で毎年行われている奇祭,満2歳の男の子が出場。実施日9月19日)
    旧小原家住宅(国指定重要文化財)
    伊藤家住宅(国指定重要文化財)
    宮沢賢治詩碑(五輪峠、毘沙門境内)
    萬鉄五郎記念碑
    田瀬湖のわかさぎ氷上釣り風景(1月下旬から2月)
    カズクリ自生地(クリがぶどうの房のようにつながって実っている。石鳩岡地区。国指定天然記念物)
【名産】地酒(毘宝,出世一番)
    成島和紙(北国の厳しい自然にはぐくまれた伝統の手すき和紙)
    ホームスパン(草木染,手つむぎ,手織の準羊毛の毛織り物)
    コイの缶詰(田瀬湖で養殖されたコイの甘露煮が好評)
    岩手田舎みそ(郷土の大豆を使い,十分熟成させた田舎みそ)
    手さき織(布を細かく裂いて織り上げたカラフルな製品)
    野菜ジャム(無添加,無着色の甘さを抑えたジャム)
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【名称】萬鉄五郎記念館
【住所】岩手県和賀郡東和町土沢5区135
【電話】0198−42−4405
【交通】釜石線土沢駅から徒歩10分
    東北本線花巻駅から東和晴山行きバスで中町下車,徒歩5分
【開館】9:00〜17:00(入館は16:30まで)
【概要】昭和59年に開館
    大正洋画界で活躍した萬鉄五郎の業績を記念して
    萬鉄五郎と土沢をテーマにした展示
    年譜,写真パネル,水彩画,水墨画,遺品
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【花名所】田瀬湖
【花種類】ハナショウブ
【所在地】和賀郡東和町
【花見頃】7月上旬から中旬
【交 通】JR宮守駅から車20分