二本松市(にほんまつ)検索

福島県
【トピック】2005/12/01 二本松市と安達郡安達町、岩代町、東和町が合併

---------- 旧二本松市のデータ ---------
【いわれ】昔,鶴松,亀松の2本の霊松があり,この山を二本松山と呼んで,旅人の目標となっていた。これが二本松の地名となったといわれている。
【シンボル】花(菊),木(桜),鳥(ウグイス)
【日本一】日本最大の「二本松の菊人形」
     世界一の千輪咲き(1本の茎から2319本の菊の花を咲かせた(1993年))
  
【観光】
    安達太良山からの眺望(ほんとうの青い空と阿武隈の清流にはぐくまれた風光明媚な城下町が一望)
    安達太良山開き(山頂で式典,ペナント配布,ミスあだたらコンテストなどが行われる。実施日5月3日)
    グリーンピア二本松(大規模リゾート敷地内を小型SLが客車を引いて安達太良山を眺望しながら1.3kmの周回を走る高原鉄道)
    湯川渓谷の変化の富んだ風景
    霞ヶ城公園内の庭園(松や桜)
    霞ヶ城の傘松(別名「八千代の松」といわれるアカマツで傘の径が約14m,最大幹回り4m,樹高4.5m,推定樹齢約300年)
    館野のイチョウ(根元周囲10.4m,樹高約24m,推定樹齢約800年の雌株の巨木)
    茶園の桜(根元周囲5.6m,樹高約12m,枝張り約20mのエドヒガン独特の見事な形状。推定樹齢約800年)
    本久寺のシダレザクラ(最大幹回り約3m,樹高約9m,枝張り約17m,推定樹齢約350年)
    奥岳自然遊歩道
    二本松のちょうちん祭りの囃子(350年の伝統を持つ県指定重要無形民俗文化財で,1台の太鼓台に300個の提灯をつけ,7台が市内を練り歩く音の響き)
    二本松提灯祭り(10月4日〜6日,日本三大提灯祭りの1つで夜空を赤く焦がす幾千もの提灯は観衆までも熱くする。二本松市内・市内目抜き通りで,JR二本松駅から/二本松市観光課0243-23-1111)
    コンサートホール
    石井の七福神と田植え踊り(正月の予祝行事として行われるもの。実施日1月)
    桜祭り(霞ヶ城公園,安達ヶ原公園での桜祭りで電飾やジャンボ雪洞が飾られ桜を一層引き出す。実施日4月10日〜5月5日)
    霞ヶ城箕輪門
    城山総合体育館(円形体育館)
    智恵子記念館
    安達ヶ原ふるさと村先人館
    戒石銘(旧二本松藩戒名石銘碑)(国指定史跡)
    鈴石の太々神楽(春と秋の例祭に奉納される神楽。実施日4月20日,10月8日)
    原瀬の長獅子(神前とみこし渡御に供養してお旅所で演じられる獅子神楽。実施日8月27日)
    原瀬上原遺跡(復元住居あり) 
    岳温泉
    奥岳温泉
    くろがね温泉
    塩沢温泉 
    安達太良山ヤエハクサンシャクナゲ自生地(きわめて珍しい八重咲きの自生地)
    二本松市歴史資料館(郷土出身芸術家の作品を中心に展示,二本松藩関係資料,他に考古,民俗資料も展示)
    安達ヶ原観世寺史料館(伝説「安達ヶ原鬼姿」にまつわる品々の展示)
    大平三島神社の古面
    坂下門跡(大手門石垣)
  
    二本松の菊人形(日本最大規模を誇る絢爛豪華な菊人形は昭和30年から続く。実施日10月1日から11月23日)
    旧二本松藩戒石銘碑(国指定史跡)
    坂下門跡(大手門石垣)
    姫小松の碑(石造塔婆)
    落合の万葉歌碑(道標を兼ねた珍碑)
    亀谷観音堂の芭蕉句碑(安永5年(1776)建立)
    鬼そと・福はうち(節分は豆まきの掛け声。二本松藩主は丹羽(にわ)氏であるため今でも「おにわ〜そと」と言わずに「おに〜そと」と言う)
    牛石(霞ヶ城内の智恵子抄詩碑の石。二本松城築城時に「いけにえ」とされた雌雄の牛の魂が石となり城の守りとなった)
    乳地蔵(田地ヶ岡館主・安達太郎の乳母が葬られた所でこの地蔵をお参りすると乳が出るといわれる)
    鈴石(鈴に似た割れ目のある大石で悲恋の娘の化身といわれ、また地名の由来になった石)
    市道竹田〜亀谷坂線(ふるさとの坂道三十選)
【名産】和菓子
    地酒(良水ある所に,うまい酒あり)
    うずら車(1000年の伝統を誇る二本松古代がん具)
    手作りの伝統家具(材料を厳選,天然けやき材の木肌を生かした)
    二本松万古焼(全国でも数少ない手ひねり作りの茶器)
    二本松のかわら(美しくて丈夫な本焼赤がわら)
    獅子頭(縁起物として好評,注文生産)
【トピック】千輪咲き/一株からどのくらい多くの花を咲かせるかを競う菊の千輪咲きは毎年,同市の霞ヶ城公園で開かれる菊人形展示会で競われる。これまでの世界記録は2919輪で1993年二本松市竹田の斉藤弘氏により樹立。ギネスブックに初めて登場したのは1988年で1本の茎から1000〜2000輪の菊の花を咲かせる技術を編み出した事から始まった。
     豆まき/二本松藩主は丹羽(にわ)氏であったために節分の時のかけ声を「鬼はそと,福はうち」とは言わず「鬼そと,福はうち」と「にわ」を含めないで発する。
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【方言】ねぐいなん(暑いですね)
    ちゃあ(父)
    どのる(落ち着く)
    びしゃ(叱る)
    のっぺ(切りなし)
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岳温泉(だけ)
【泉質】酸性単純泉
【泉温】58度
【効能】神経痛
    ストレス
    皮膚病
    婦人病
    病後回復
    外傷
    痔
    胃腸病
    貧血症
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奥岳温泉(おくだけ)
【泉質】酸性単純泉
【泉温】58度
【効能】神経痛
    ストレス
    外傷
    痔
    皮膚病
    胃腸病
    貧血症
    婦人病
    病後回復
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くろがね温泉
【泉質】酸性単純泉
【泉温】58度
【効能】神経痛
    ストレス
    胃腸病
    外傷
    痔
    貧血症
    皮膚病
    婦人病
    病後回復
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塩沢温泉(しおざわ)
【泉質】単純泉
【泉温】35度
【効能】リウマチ
    ストレス
    胃腸病
    神経痛
    骨折
    皮膚病
    高血圧
    外傷
    病後回復
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【名称】二本松市歴史資料館
【住所】福島県二本松市本町1ー102
【電話】0243ー23ー3910
【交通】JR東北本線二本松駅から
【開館】9:00〜16:30
【概要】昭和53年(1978)に開館
    二本松藩主丹波家に伝わる古文書
    漆工芸品や刀剣,火縄銃などの武具類の展示
    古代遺跡からの出土品
    民俗資料
    郷土出身の芸術家の作品展示
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【名称】安達ヶ原ふるさと村先人館
【住所】福島県二本松市安達ヶ原4
【電話】
【交通】JR東北本線二本松駅から徒歩45分
【開館】9:00〜17:00
【概要】高村智恵子,朝河貫一などの地元の先人の顕彰

---------- 旧安達郡安達町のデータ ---------
福島県安達郡
【いわれ】「安達」という地名は,平安朝の初期から正史に見え,延喜20年(920年)ごろ源順撰の倭名類聚抄(和名抄)に,「阿多知」と記されている。
【シンボル】花(ユキヤナギ),木(マユミ) 鳥(ウグイス)
【観光】
    高村智恵子の生家(復元された智恵子の生家は町内油井漆原町の県道沿い、木造2階建てで平成2年7月9日に開館式が行われた。生家は清酒の醸造元で智恵子は高等女学校にはいるまで住んでいた)
    高村光太郎作「樹下の2人」で詠まれた鞍石山(二本松攻めの折りに、この地の山に先陣を張った片倉小十郎がかたわらの石の上に鞍をおいて休息したことからこの山の名前が付いた)
    和紙の里(東野辺薫の「和紙」のモデルになった上川崎和紙)
    長谷寺(日本3観音の1つ長谷観音)
    阿武隈川河岸稚児舞台(奇岩怪石が連なった絶景で,県十県に選ばれた景観)
    鞍石山からの景観(智恵子抄に見る「ほんとうの空」)
    鞍石山に設置された「愛の鐘」
    円東寺のシダレザクラ
    長谷寺のかさ松
    二本柳宿場跡の町並み
    智恵子抄で知られる安達太良山を西部に配し阿武隈川が東南を迂回して北東に流れる農村地帯
    ふれあいスポーツの里
    安達オリンピック大会(3年に一度開催。実施日10月10日)
    町民登山(安達太良山。実施日7月下旬)
    歩け歩け史跡巡り(実施日9月下旬)
    秋葉神社例祭(実施日10月第3日曜日)
    長谷観音例祭(実施日8月15日)
    川の端灯ろう流し(実施日8月16日)
    安達太良神社例祭(実施日10月25日)
    三ッ石稲荷神社の秋季例祭(実施日旧暦9月9日)
    大日如来坐像
    白狐の大額
    十一面観世音立像
    油井神社太々神楽
    八幡神社太々神楽
    三島神社太々神楽
    高村光太郎「樹下の二人」の詩碑
    正岡子規句碑(奥羽行脚を試みた際に当町の寺に投宿して短冊を寄贈)
    ユキヤナギが川風に舞う稚児舞台の情景
    冬の冷たい水を使った紙漉の情景
    すずしげな川渡り「栗舟の渡し」の情景
    紅葉に彩られた安達太良連峰の情景
    おぶだての風習(出産後21日で産祝いを行うこと)
    精進あげの風習(近親者が喪主とその家族を客としてもてなす)
    えびす講(正月20日と10月20日にえびす様に供え物をする)
【名産】安達焼きの陶器
    まゆだんご
    アサツキ(無農薬栽培の香りさわやか,スタミナ野菜)
    ナメロ(自然空調栽培の新鮮さ)
    チョロギ漬物(クチビルバナ科の地下茎植物)
    和紙(1000年の伝統をもつ手すき和紙)
    リンゴ(つがる,ジョナゴールド,ふじ等)


---------- 旧安達郡岩代町のデータ ---------
福島県安達郡
【いわれ】旧国名の岩代国の一部であったことが町名のゆらいと言われる。
【シンボル】花(ツツジ),木(杉,マツ) 鳥(ウグイス)
【観光】
    日渉園(小浜。伊達輝宗の御花畑跡といわれており,桜の名所)
    日山(標高1057m。天王山とも呼ばれる阿武隈山系の分水嶺となっており,展望に絶好の場である。ツツジ,スズランの名所で,冬期には傾斜面を利用したスキー場に変わる)
    万人子守地蔵尊(昔あるとき、子どものいたずらか、地蔵が水に流されて宮城県荒浜という所に打ち上げられているのが見つかり、再び小浜に届けられたのでいっそうを信仰を集め、伊達政宗公の父の輝宗公の信仰を受けたという。毎年5月3日〜5日の祭礼には参拝者でにぎわう)
    御膳清水(宮森城跡へ入る道すがら老木の根本からこんこんとわき出ている)
    月山県立自然公園
    杉沢の大杉(昔、女に化けてお伊勢参りをしたという高さ68m,根回り22.7m,目通り12.6m,畑の中に堂々と立つ。樹齢約600年。昭和18年に国の天然記念物指定)
    東禅寺のめおと杉(安達33観音巡りの11番札所,東禅寺の境内にある。樹齢約600年,対になっており,高さはそれぞれ47m,43.9mである)
    阿武隈の山並みに抱かれた緑豊かな歴史のある町
    岩代夏祭り(実施日8月15日)
    岩代町産業文化祭(実施日11月上旬)
    広瀬熊野神社御田植え祭り(実施日7月6日)
    諏訪神社三匹獅子舞(信州から勧進されたもので勇壮な獅子舞の笛太鼓に戊辰戦争の際、官軍が一時退却したと言われる。実施日4月27日)
    日山春の祭礼(日山山開き。実施日6月第1日曜日)
    塩松神社太鼓台祭(紋付祭。天明7年(1787)当時の領主丹波氏に御紋章の使用が許されたことに由来する。氏子達は紋付き袴姿となる。実施日10月10日)
【名産】羽山リンゴ(色つやがよく,みつ入りで甘い)
    西念寺ガキ
    シイタケ(自然栽培とハウス栽培で,年間を通じて安定生産)
    ナメコ


---------- 旧安達郡東和町のデータ ---------
福島県安達郡
【いわれ】「安達地方の東端にある純農村で平和な山里」との意で村名募集により決定。ちなみに全国には岩手,宮城,山口県に同名町があり,「全国東和町サミット」「東京事務所兼アンテナショップ」を設けている。
【シンボル】花(ヤマツツジ),木(杉),鳥(キジ)
【日本一】ツルムラサキ(野菜)の出荷量
【観光】
    日本人のふるさとを思わせる阿武隈の山並み
    阿武隈川の急流を利用したカヌー競技
    1200年の歴史の山木幡山
    木幡山隠津島神社銅鐘(明歴4年(1658年)に二本松丹羽藩主光重により寄進されたもので音の響きがよく,郡山市日和田の鋳工が作ったと記されており,除夜の鐘としても有名。同山は旧治陸寺(陸奥国を治めるお寺)として名高く幡祭りや国指定の大杉など文化財が多い)
    木幡山(1200年前天台別院として築かれた歴史の山で,経塚や三重塔,大杉,三十三観音像など)
    福島県酪農発祥の地(太田村に昭和初期,北海道より乳牛120頭を導入,地域おこしを推進した)
    奥州西海道(本宮〜相馬)の白髭宿の町並み
    久喜の笠松(白髭宿にある名木で杉並木として残ったもので天正13年伊達正宗が,雨を避け陣を敷いたとの言い伝えがある。樹齢推定500年,根回り2.9m,高さ8.27m枝張り東西15.5m,南北16.6m)
    最勝寺のコウヤマキ(天台宗最勝寺にあるコウヤマキで東北地方では大きい木。480年前肥後(熊本県)から来た菊池頼来の墓と伝えられる。根回り3.6m,高さ27.2m)
    木幡の大杉(高さ20m,太さ16m,樹齢800年。国指定天然記念物)
    針道のあばれ山車(10月10日,400年余の伝統を誇る勇壮な祭り,威勢あるかけ声の中7台の人形山車が激しくもみ合う。東和町・針道地区で。JR二本松駅からバス/東和町産業課0243-46-2111)
    養蚕、畜産、果樹などが盛んな純農山村
    東和ロードレース大会(実施日7月上旬)
    福島県カヌー選手権(実施日6月中旬)
    木幡の幡祭り(阿武隈の山並み木幡山を5色の幡が寒風、寒空を駆け抜ける。実施日12月第1日曜日)
    白鳥神社太々神楽舞(岩戸舞や養蚕舞、庶民の楽しみを伝統行事で伝える。実施日4月第3日曜日と10月10日)
    木幡山蔵王経塚群
    治陸寺阿弥陀如来坐像
    松尾芭蕉句碑
    隠津島神社三重塔
    日本一メンヨウの村記念碑(大正末からメンヨウの産地として発展してきた木幡地区に。昭和28年建立)
    水上スポーツ公園(阿武隈川)
【名産】東和のあめ玉
    桑茶
    ミネラルめん
    野菜(ツルムラサキ)