仙北市(せんぼく)

秋田県仙北市

平成17年9月20日に仙北郡角館町、田沢湖町、西木町が合併して誕生。
----------- 旧角館町のデータ --------------
【由来】
「倭名類聚抄」にかぎのたちという地名が記載されているが,記録に出るのは,今から400年ほど前に秀吉の小田原城攻めに参陣した戸沢氏の功により正式に「御朱印状」に角館と出ている
【シンボル】
■花(シダレザクラ)
【日本一】
■檜木内川堤の桜並木(およそ2km,昭和50年2月国の名勝指定)
■武家屋敷敷地内のシダレザクラ(武家屋敷通りを中心に約400本の垂れ桜が彩る。152本が昭和49年国の天然記念物指定)
■桜皮工芸品「かば細工」生産 
【観光】
■武家屋敷(国重要伝統的建造物群保存地区指定。表町,東勝楽丁通りに面する6.9haの区域。古い建物と樹木の緑との調和がなんとも素晴らしい)
■みちのくの小京都「武家屋敷通り」(役場から国道341号線に続く約600mに黒板塀の屋敷が並ぶ。町内には20戸の武家屋敷が残る)
■石黒家(高級武家屋敷の1つでもある石黒家を公開。樹齢300年以上の枝垂桜やマツ、モミ、苔むした岩を配した庭園がある)
■武家屋敷資料館(武家当時の物品を展示。武家道具館,青柳庵,青柳亭)
■岩橋家(江戸時代末期の中級武家屋敷)
■松本家(下級武家屋敷)
■あきた角館・西宮家(観光案内所も兼ねている商人の家を公開)
■河原田家(角館町武家屋敷資料館に隣接する書院造りの屋敷)
■角館武家屋敷資料館(河原田家の米蔵を改造した資料館で生活用具を中心に展示)
■檜木内川河川公園 
■檜木内川堤の桜並木(367本のソメイヨシノ桜が2kmにわたって花のトンネルとなる)
■抱返り渓谷(県立自然公園内にあり,新奥の細道ルート指定)
■古い商家(安藤家,太田家,伊保屋,五井家,坂本薬局)
■小野田家(小野田直武(解体新書の挿し絵を描いた)の生家)
■冬の雪景色(雪の積もった町全体の景色)
■古城山公園(武家屋敷の北端に位置し角館の町並みを一望できる公園)
■角館町かば細工伝承館(樺細工の技と伝統を伝える施設。国指定伝統工芸品)
■平福記念館(郷土出身の近代日本画の巨匠,平福穂庵,百穂父子の顕彰)
■大村美術館(アール・デコ様式の生みの親ルネ・ラリックのガラス作品を中心に展示)
■白岩焼陶芸館(江戸後期から明治中期までの130年間栄えた古白岩焼を展示)
■角館広域交流センター
■花葉館(町営の温泉施設)
■秋田内陸縦貫鉄道(角館と鷹巣を結ぶ全長94.2kmのローカル線)
■桜皮細工第一・第二センター(樺細工は桜の皮を使って作る工芸品)
■桜風亭(角館駅前から出発する人力車)
■古泉洞(武家屋敷資料館入口にある店の中には武具や古家具があり江戸時代の面影を味わうことが出来る)
■流雪溝(市街地に総延長約21.2kmにわたり巡らされている)
■お寺と墓地
■角館祭りのやま行事(3日間,16台の曳山が神明社,薬師堂城主上覧などのため各町内を練り歩く。俗称「飾山囃子」実施日9月7日〜9日)
■やま行事の音風景(3日間夜を徹して行われる。16台の曳山(神社に向かう上り山・参拝の終わった下り山)が一定のルールにより引き回しながら双方が向き合ったときに交渉を行い話し合いがつかない場合に山ぶつけとなる。この一連の行動につく先頭の笛、囃子(飾山(おやま)囃子)、若衆の掛け声と山ぶつけの音がなんとも言えぬ音である)
■冬の火振りかまくら(小正月行事の1つで雪の覆われた田んぼで俵に火を付けて振り回し,豊作や無病息災を願うもので,雪と火とのメルヘンを誘う伝統行事。実施日2月13日〜14日)
■ささら舞(旧盆に行われる350年以上の伝統ある獅子舞)
■うし年祭り(12年に1度行われる祭りで,大威徳夜刀明王がこの祭りの時だけ開帳される,珍しい祭り。実施日8月13日〜20日)
■角館歴史村・青柳家(角館武家屋敷の中でももっとも代表的な家で,約400年も続く家柄で佐竹家の家臣として廃藩まで仕えた上級武士の屋敷)
■シダレザクラ(武家屋敷地内。国指定天然記念物)
■桜祭り(桜の開花と同時に行われる。実施日4月下旬から5月上旬)
■ジャンボクリスマスツリー(高さ30mの2本の杉に830個もの電球を飾る。実施日12月中旬)
■かど(にしん)焼き(実施日5月上旬)
■時分使い(会合や集会などで決まった時間まで人が集まらないときに主催者側がもう一度案内して歩く)
■仁王様立て(部落に悪いものが入らないための魔よけ)
■カツラの木を植える(女の子が誕生した時に虫が付かないようにという意味がある)
■湯付けまま(昼食時に武士が主に食べたのが一般化)
■飛びしんちこ(田町山のお伊勢堂にまつわる九州熊本の彦市ばなしに似た昔話で隠れみのといたずら男の話)
■十二支の由来(まだ角館付近に人間があまり住んでいなかった昔の動物たちに人間界の守護をさせる話)
【名産】
■かば細工(武士の手内職から現在まで200年以上の伝統工芸品)
■いたや細工(農家の必需品のみのやかっこべ,がん具などの民芸品)
■白岩焼き(明治8年に開窯,130年間で途絶えた)
■さなづら(山ブドウの味を効かせた菓子)
■なるともち(ササの葉の上に蒸したもちを載せた素朴な菓子)
■桜がゆ(あきたこまちに桜のエキスで味付けしたかゆの缶詰)
■角館納豆(ひき割で軟らかく,風味がいい)
■いぶり漬け(ダイコンの燻製)
■漬物(ダイコンのなた漬け,かき漬け,山ブドウ漬け)
■焼きとうもろこし(秋田名菓の代表作)
【発祥】
■なるともち
■あみがさもち
■えびす


----------- 旧田沢湖町のデータ --------------
【いわれ】
近世まで,田沢の潟と呼ばれていた田沢湖の地名も,一説によれば,アイヌ語で「トッコニガタ」(竜の住む湖)から「タッコガタ」(辰子潟)となり現在の田沢湖になったといわれる。
【シンボル】
■花(コマクサ)
■木(ブナ)
■鳥(イヌワシ)
【日本一】
■田沢湖の水深423.4mは日本の湖沼で最深
■玉川温泉の大噴からゆう出する1源泉(98度)毎分9トンの湯量
■玉川温泉の北投石(含ラジウム)は日本国内で本町のみ産出(ラジウムなどの放射能性分質と蛍光性分質を含んだ国内唯一の石)
■駒ヶ岳の大焼砂のコマクサの大群落
【観光】
■田沢湖高原にある国民宿舎駒草荘からの田沢湖の展望
■田沢湖西岸からの辰子像と秀峰駒ヶ岳の展望
■八幡平山頂から秋田県側のアスピーテラインの樹海と樹氷群
■抱返り渓谷(田沢湖の約10km南方に位置する渓谷。抱返り神社から夏瀬ダムまでの遊歩道景観は新緑、紅葉のビューポイント)
■乳頭温泉郷(黒湯、鶴の湯、孫六、蟹場、大釜、妙乃湯、乳頭の7つの温泉の総称)を代表する鶴の湯,黒湯などのひなびた温泉群(鶴の湯温泉は山奥の秘湯。女性専用の露天風呂数が多い)
■田沢高原雪祭り(冬でも凍らない神秘な湖を会場にした冬のイベント。夜に開催される雪上花火大会は圧巻。実施日:2月上旬)
■秋田スノーピア(秋田の冬の風物詩(かまくら,なまはげ,犬っこ祭りなど)を一堂に集めた雪祭り。実施日2月中旬)
■田沢湖町郷土資料館(田沢湖の民俗資料2000点を収集展示,田沢湖のまる木舟も展示、かつて田沢湖に生息していたクニマスの標本なども)
■生保内盆踊り
■梅沢ささら
■石神番楽
■なろか
■金峰神社参道の杉並木(養老2年(718)創建の古刹で参道に並ぶ杉の樹齢は350〜800年のみごとな杉並木である)
■生保内節全国大会
■田沢湖祭り
■田沢湖遊覧船(所要時間40分の湖上遊覧で田沢湖の魅力が楽しめる)
■大沢ヨットハーバー(田沢湖の南端にあり水上スポーツの拠点としてジェットスキーなども楽しめる)
■田沢湖ボート(手漕ぎ、足漕ぎボートが楽しめる)
■田沢湖観光センター(町内の特産品の展示販売)
■田沢湖レストハウス(田沢湖観光の拠点)
■生保内神社祭典 
■生保内公園(10000株のエドレンゲツツジの群落,5月中旬)
■刺巻ミズバショウ湿原(国道46号線沿いの3haのミズバショウは角館の枝垂桜、西木村のカタクリ群生地と並んで仙北地区の3大花スポット)
■玉川ダム湖(宝仙湖)
■玉川自然研究路(往復30分の遊歩道は八幡平を代表する殺生谷や硫黄を含んだ大噴、ラジウムが石化した北投石などを見ることが出来る)
■田沢湖金色大観音(田沢湖高原の途中にそびえる高さ35mの観音様像。鋳造製では日本一)
■茶立ての清水(田沢湖から八幡平に通じる国道341号線沿いに涌く清水)
■県民の森(田沢湖の東岸に広がる憩いの公園で全国47都道府県の県の木,準県の木を植樹してる)
■抱返り渓谷の新緑と紅葉が織りなす渓谷美(東北の耶馬渓と呼ばれ、カエデやサクラの原生林で覆われた渓谷の紅葉は見事)
■国の天然記念物に指定されている駒ヶ岳の高山植物の群落(標高1637mのコニーデ型の山容には8合目あたりから高山植物群生が見れる)
■田沢湖びゅうの森(湖畔に広がるブナの原生林の中を散策できる)
■田沢湖スイス村(スイスをテーマにした公園でスイスにこだわった施設が満載)
■田沢湖スキー場(田沢湖を眼下に眺め,雪質は本州一)
■田沢湖サイクリング(約20kmコースを約2〜3時間で湖畔を巡る)
■田沢湖町民会館(1024人収容の県内有数の会館)
■たざわこ芸術村(民族歌劇団「わらび座」の本拠地。温泉、宿泊施設、森林工芸館、化石館、ビールレストランなどの施設も)
■町営球場(A級公認の野球場)
■秋田県田沢湖青少年スポーツセンター(高原で楽しむ様々なスポーツ施設が充実)
■田沢湖ハーブガーデンハートハーブ(ハーブ風呂や150種類のハーブが植えられているハーブ園がある)
■田沢湖(周囲約20kmの円形の湖。春は新緑、秋は紅葉、夏は内陸部の湖水浴場,マリンスポーツのメッカ)
■温泉(泉源40箇所。特に玉川温泉,乳頭温泉郷)
■刺巻温泉
■田沢湖高原温泉郷(乳頭温泉郷南方約2kmに位置する)
■水沢温泉郷(乳白色の硫黄泉で皮膚病や糖尿病に効能)
■夏瀬温泉(抱返り渓谷上流の神代ダムと夏瀬ダムの中間に位置する)
■新鳩ノ湯温泉(田沢湖から八幡平へ抜ける国道341号線沿いにある)
■新玉川温泉(泉質は塩化物泉、切り傷、慢性消化器病に効能)
■田沢湖高原にある国民宿舎駒草荘からの田沢湖の展望
■田沢湖西岸からの辰子像と秀峰駒ヶ岳の展望
■田沢湖マラソン(実施日9月中旬)
■田沢湖ツーデーマーチ(2日間にわたり11kmと21kmのコースを歩く。実施日10月下旬)
■ケイラン(ひな祭りに色とりどりの餅をササの葉に乗せてひな壇に飾る)
■岡崎国有林のユキツバキ(日本最北限の大群落)
■石神のシロヤマザクラ(胸高円周5m樹高11m推定樹齢380年の桜で五月中旬に雪白の花を咲かせる)
■神代杉
■辰子姫(自分の美貌を永遠に保つために神のお告げにより竜に化身し田沢湖(辰子潟)の主となる話)
■山伏岩とみこ岩(薬師巡けいの山伏とみこが増水した渓谷を渡れずにいたところ、神霊が現れ水を治めた事に感謝して巨石と化した話)
■かっぱの渕の松(悪ふざけ好きなかっぱが青馬に引きずられ里人に捕らえられて詫び状を書いた。字の下手な文をかっぱの状という)
■あめます落とし(巨大なアメマスとワシが壮絶な戦いをして双方とも疲れ果てて田沢湖に沈んだという話)
【名産】
■有機米(あきたこまち)
■山の芋鍋(ヤマイモもしくはツクネイモをだんごにしたなべ料理)
■埋もれ木(エンジュの辰子こけし)
■ヤマザクラの樺こけし
■辰子たんぽ
■地鶏釜飯
■低塩手作り神代みそ
■田沢湖ビール(秋田県第1号の地ビール)
■木の葉せんべい
■手作りハム
■トチのはちみつ
■生保内たけのこ,キノコ
■山の幸瓶,缶詰セット(山菜加工品)
■小物入れたんす,鏡付化粧箱 

----------- 旧西木町のデータ --------------

【由来】
旧西明寺村の「西」と旧檜木内村の「木」を合わせて「西木村」となった。
【シンボル】
■花(マリーゴールド)
■木(エンジュ)
【日本一】
■田沢湖の水深(最深423m)
■西明寺栗の大きさとうまさ
■フラワーロードの延長(南北20km)
■公民館シルバーセミナーの活動
■紙風船上げ(錦絵の描かれた直径1mの円筒形の紙風船を夜空にあげる冬の行事で実施日:2月10日)
■紙風船の大きさ(直径3〜4mの風船を各集落で100個くらい作る)
■幻のコイの大きさ 
【観光】
■潟前山森林公園展望台から見た田沢湖と秋田駒ヶ岳
■紅葉の小波内渓流(渓流釣りのメッカ)
■三段滝(大仏岳登山口の入口付近にあり白糸のように落ちる)
■大覚野高原牧場(牧歌的な高原牧場。国のリゾート法指定地)
■上檜木内風船太鼓(太鼓から自作して祭りなどで披露)
■ふれあいプラザクリオン(西木温泉にある各種温泉,ホール,プールを有した複合コミュニティ施設)
■田沢湖(水深が最深423mの日本一の淡水湖。透明度は摩周湖に次ぎ2位)
■真山寺の乳イチョウ(イチョウの巨木としては県内有数,樹齢500年,樹高20m)
■大国主神社(杉に囲まれた山門や本殿)
■裸参り(下桧木内の松葉・柤内地区に伝わる無火災や無病息災を祈願する祭り。裸の若衆らが金比羅宮に走り込む。実施日旧暦1月10日)
■八津のカタクリ群生地(西明寺の栗園。見頃は4月中旬から下旬)
■西明寺栗狩り(八津駅の西側に広がる栗園は日本一の大きさの栗が取れる)
■カンデッコあげ(下桧木内中里地区で行われる豊作と縁結びの奇習。実施日旧暦1月15日)
■紙風船揚げ(平賀源内が伝えたという熱気球の原理を応用した巨大紙風船揚げ。秋田県の冬の風物詩。実施日2月10日)
■潟野番楽(徳川中期霜降り番楽として山伏修験者が伝えたと言われる。実施日8月中旬)
■戸沢ささら(上桧木内戸沢地区に伝わる無事平穏悪疫退散五穀豊穣を祈願した獅子舞。実施日8月13日)
■にしき祭り(毎年収穫の秋になると農家が丹精込めて作った農産物を持ち寄り、互いの労をねぎらう。実施日10月下旬から11月上旬)
■山の幸資料館(昔からの林業関係用品を展示)
■袖野ストーンサークル
■戸沢氏城館跡(門屋城跡)
■戸沢氏城館跡(古堀田城跡)
■石井露月碑
■小杉放庵碑
■田沢湖讃詩碑
■雪まくり(3月中旬に溶け始めた雪が風で雪だるまのようになる現象で、春の訪れを告げる)
■カタクリの花(くり園に群生し花が一斉に咲くと春本番)
■森林組合発祥の地(梁田理一郎という人が私財をなげうって全国で初めて森林組合を作った)
■庭田植え・成る木責め(豊作を祈願して冬の最中に行われる)
■アメッコもらい(小正月の行事)
■虫焼き(小正月の行事)
■カジカジ(小正月の行事)
■マタギの風習(今でも山に入る時には種々の事項を守り続けている)
■辰子姫伝説(田沢湖誕生と辰子に関する伝説)
■唐糸伝説(今はなき最明寺と最明寺入道時頼、そして唐糸姫の伝説)
■小山寺の吉右衛門屋敷伝説(田沢湖で龍神となった辰子と会うために訪れた八郎太郎の伝説)
■化け石の伝説(人をだました化け石の伝説)
■フラワーロード
■オールグリーン共和国(独立国)
【名産】
■マロン大福(西明寺栗をたっぷり使った大福)
■各種漬物
■木工品(約90%が山林の村ではすぐれた木工品が多い)
■山菜(ワラビ,ゼンマイ,たけのこと量も種類も豊富)
■木炭
■西明寺栗(大きさと味で日本一)
【発祥】
■森林組合(梁田理一郎という人が私財をなげうって全国で初めての森林組合を作った)