にかほ市(にかほ)検索

秋田県
【トピック】2005/10/01 由利郡仁賀保町、金浦町、象潟町が合併して誕生

------------- 旧由利郡仁賀保町のデータ --------------
【いわれ】中世より江戸時代にかけてこの地を治めていた地方豪族の仁賀保氏から地名が付けられた。アイヌ語のニーカップ(草原の意味)から名づけられたとの説もある。
【シンボル】花(ミズバショウ),木(ムラスギ)鳥(ヒバリ)
【概要】 日本海から鳥海山山麓まで細長くのび、平野、山と恵まれた地形に位置した町。鳥海山麓にある自然体験ゾーンの仁賀保高原は、春から夏にかけて緑のじゅうたんに包まれ秋には紅に染まる山々と草原、そして冬には白一色の世界と自然がいっぱい。 1周7.5kmのサイクリングロードはさわやかな風を切って自然を心ゆくまで満喫できる高原牧場の動物たちと触れ合う楽しみもある。このほか、パターゴルフ、運動広場、キャンプ場などがあり、まるごと自然を堪能できるスポーツリゾート。 酸化鉄を主原料に焼き固めた磁器であるフェライトの実用化の父、斉藤憲三を記念してつくった「フェライト子ども科学館」。中には宇宙に広がる磁力のパワーと鳥海山など迫力ある映像で迫るファンタジーシアター、研究工房などがあり子供と大人が一緒に楽しめる科学館。 また今から390年前に開山された陽山寺があり、裏山を借景にした樹齢350年の手入れされた多くのツツジが見事。 また町内には安倍館、山根館など11世紀から15世紀にかけて造られたやかたの跡などもある。海と自然環境に恵まれたところだけに農産物も豊か。地酒をはじめ、ハタハタずし、みそ、しょうゆ、乳製品とふるさとの味にも出会える。
【日本一】7000カロリーで一般家庭に供給している都市ガス
     地下水を利用した,きれいでおいしくて安い料金の上水道
     ミズバショウやミズゴケも生育するハンノキの自然群落地
     鳥海山の噴火でできた大小の泥流丘が点在する地形
     丸石を積み上げて日本海の荒海から田地を守った約370mに及ぶ江戸時代の産業遺跡(芹田波除石垣)
【観光】
    新緑の季節・仁賀保高原の湖沼に映る残雪の鳥海山
    仁賀保高原南端に迫る鳥海山の威容(鳥海山麓に広がる高原からは日本海、出羽三山、男鹿半島と360度展望できる)
    夜の仁賀保高原から見るいか釣り船のいさり火と満天の星
    仁賀保高原(鳥海山の北のふもとに広がる標高500m前後の丘陵地帯で,一望千里の広い高原には大小の湖沼や湿原が点在している。360度の大パノラマを満喫できる)
    仁賀保高原の植物(ミズバショウ、ハンノキ、レンゲツツジなど)
    鳥海山のすそ野が日本海に延びる特徴的な景観と,男鹿半島や飛島などが浮かぶ海に沈む夕日がロマンティックな仁賀保高原
    TDK(株)の資料館(世界で初めてフェライトを工業化した)
    積み木をイメージした外観で音楽が流れる公衆トイレ
    仁賀保高原に建つメルヘンチックな休憩施設「ひばり荘」
    午ノ浜温泉(ゆう出している鉱泉をソーラーシステムで加温する浴場を備えた老人憩いの家)
    フェライト子ども科学館(1998年10月24日開館。同町出身でTDK創業者でもある斉藤慶三氏の業績を顕彰し、フェライトに関する展示品を公開、磁石の力を体験できるフェライトパワーゾーンなどのコーナーも)
    仁賀保神社祭典(江戸時代にこの地域を統治した旗本仁賀保家をまつる神社の例大祭。実施日7月12日)
    七高神社祭典(町内院内地域の祭典で古式にのっとった神事が有名。実施日6月17日)
    三森弁天祭(高昌寺にまつられている弁財天が精巧な北前船の模型に鎮座して集落内を練り歩く。実施日9月8日)
    福祉交流センター
    芹田波除石垣(丸石を積み上げて日本海の荒波から田地を守った約370mに及ぶ江戸時代の産業遺跡)
    仁賀保高原イベント(雄大な自然景観の中でスポーツや自然との散策を楽しむ集い。実施日6月上旬)
    久斯神社祭典(渡御行列が続き、それを盛り上げるように「しゃぎり」とよばれる神楽が後を追う。実施日9月8日)
    伊勢居地延命地蔵尊六夜待(鎮守の森にふさわしい延命地蔵尊の社内で舞う番楽が独特の雰囲気を醸し出す。実施日8月26日)
    山根館跡(中世仁賀保氏の居城跡を示す)
    冬師番楽
    釜ヶ台番楽
    陽山寺山門
    建武碑(2基)
    芭蕉翁碑
    子どもたちが獅子舞をして集落を回る初午行事(2月上旬)
    鳥海山の残雪姿(農作業の時期を知る。5月頃)
    ふぐべ姿(女性が顔に覆面をして農作業をする姿)
    御門松(12月19日と正月7日の夜に七高神社神主が拍子木を打って院内集落を回るが、この際に神主と会わないように自宅で静かにする習わしがある)
    陽山寺庭園のツツジ(樹齢約300年以上、5種類のサツキが数多く植裁)
    タブノキ(樹齢約400年以上。南方系タブの北限地。幹周り4m高さ約13m)
    夫婦杉(七高神社の参道に遷座し樹齢約500年以上。2本とも幹周り3.3m高さ約40m)
    モミノキ(樹齢約400年幹周り4.5m高さ約25m)
    ほとんどが瓦屋根の町並み風景
    造り酒屋の工場(木造)と蔵のある風景
    仁賀保町勤労青少年ホーム(仁賀保の歴史、民俗資料を展示。4階建で音楽ホールも備えた)
    斉藤宇一郎記念館(農聖と言われた氏に関する資料を展示)
    丁刃丸物語(根城館城主の子・丁刃丸が落城の際に乳母と共に落ち延びたが追っ手に追いつかれて自刃したという戦国悲話)
    鶴姫物語(戦国の世に生を受け、幼少の頃に敵だった仁賀保氏の情けで生き延び、後に仁賀保家に嫁ぐという数奇な運命をたどる鶴姫の物語)
【名産】はたはたずし(秋田名物ハタハタをこうじや海草などを使って押しずし風にしたもの)
    ササニシキ(米)
    飛良泉(地酒)
    埋もれ木細工
【方言】かがぺ(まぶしい)
    ごご(漬け物)
    ばっこ(少し)
    べろっこ(すべて、全部)
    ぐぐど(急いで、素早く)
------------- 旧由利郡金浦町のデータ --------------
秋田県由利郡
【いわれ】応仁元年9月,金又左門家城が十二頭下向の時,その頭目小笠原大和守に従って海路由利に来た。その途中寄港した磯辺を大和守が,金の姓を採り金ノ浦と名づけた。
【シンボル】なし
【観光】
    勢至公園(観音潟,竹嶋潟の2つの沼をもつ公園で,桜の名所としても知られ、4月中旬には2000本の吉野桜が満開となり背景にある鳥海山が湖面に写る景観は素晴らしい)
    夕日の美しい飛海岸
    白瀬南極探検隊記念館(南極および探検に関する学術的にも貴重な資料を収蔵展示している。青少年の夢とロマンを培う施設として建設。オーロラドームでは極地でしか見られないオーロラが実写フィルムにより最新の技術で上映,神秘の世界へと誘う)
    白瀬南極探検隊隊長(明治末期、ノルウェーのアムンゼン、イギリスのスコットと同時期に南極探検隊を組織、わずか204トンの木造帆船で幾多の難関を突破して日本人として初めて南極探検を行った。世界探検史に残る偉業を成し遂げた。金浦町の浄蓮寺の長男として生まれる)
    白瀬カップ全国犬ぞりレース秋田大会(日本人で初めて南極大陸に上陸した白瀬中佐をたたえて行われる冬のイベント。実施日2月上旬)
    掛魚まつり(金浦神社で行われるもので、別名「タラまつり」。参拝者にタラ汁が振る舞われる。300年以上の伝統を持ち大きな寒タラ(20kg)を竹に吊したもの(20本以上)を豊漁祈願して奉納する。実施日2月4日)
    あまはげ(赤石地区の子どもたちの行事。顔を真っ黒にしてみのを着て神社前や戸ごとの神前で飛び跳ね鏡もちをもらい地区の男子全員が餅焼きやきな粉もちにして食べる。実施日1月15日)
    寒の神祭り(どんど焼きの小屋を作り、これに火を付けて家族そろって餅を焼いて子どもたちの健やかな成長を祈る。実施日1月15日) 
    南極公園(白瀬南極探検隊記念館と一体となる屋外イベント広場をもつ南極をイメージさせる広場)
    赤石浜海水浴場
    白瀬フェア(次代を担う子どもたちに白瀬南極探検隊長の不屈の精神を学んでもらうイベント。実施日9月中旬)
    金浦山神社祭典(豊作と大漁祈願祭であったが、現在は元町地区(8地区)全体の祭り。引山とともに神楽を打ち歩く。実施日5月14日から15日)
    金浦神楽
    沖の島方角石
    葉衣観音立像
    西国三十三観世音菩薩石仏
    ペンギン像
    松尾芭蕉句碑
    安藤和風句碑
    金浦のタブ林
    前川のタブノキ
【名産】いちじく甘露煮
    イチジクようかん
    わかめようかん
    味なまこ
    鳥海銘石(鳥海山ろくの河川および海岸より採取される希少価値のある綿石,メノー石を加工した装飾品)
    ペンギンこけし
    ペンギン土鈴
    しらせ最中
【方言】がりっと(しっかり)
    お(ん)め(あなた)
    んだでろ(そうでしょう)
    どぶつげ(横着者)
    へっつめぐな(うろうろするな)
------------- 旧由利郡象潟町のデータ --------------
秋田県由利郡
【いわれ】諸説があるが,蚶貝(きさがい)の取れる地方ということで蚶方と呼ばれたが,蚶に縁起のいい象という字を当てたともいわれている。
【シンボル】花(ネムの花),木(ネムノキ)鳥(ウミウ)
【概要】 松尾芭蕉が訪れた奥の細道の最北端の地。 無料開放となって3年目を迎えた鳥海ブルーライン。1999/4/23に雪の回廊の開通で象潟の春が始まった。海の底から生まれた町ともいわれるが、田園の中に浮かぶ九十九島の島々が美しい。 昔の象潟が海だったことの証明といってよいが、文人、墨客のあこがれの地でもあったいにしえを今に伝える蚶満寺。慈覚大師の開創と伝えられ、境内には芭蕉の句碑や親鸞腰掛け石、西行桜など歴史を物語る貴重な史跡に恵まれている。 舟つなぎ石はこのあたりが昔、海岸沿いだったことを示す名残。 史跡に新しい名物が加わった。開館1周年の道の駅「ねむの丘」もさまざまなイベントを企画。火山噴火と海水の浸食でできた切り立つ断崖が目を見張る三崎公園も圧巻。 史跡や景観だけでなく鳥海山の大自然に抱かれた町だけに、心和む花の街でもある。 山にはチョウカイアザミ、チョウカイフスマなど単独品種をはじめ、高山植物が数多く見られ、特に御浜を中心にしたお花畑は7月下旬から8月上旬にかけて一斉に咲き乱れる、夏には人間の体力の限界に挑むトライアスロンが開かれ、汗と感動を求めて鉄人達が全国から集まる。 もう1つの夏の風物詩といえば、カキまつり。夏の日本海の磯からとれる天然岩ガキは全国的にもめずらしい。
【日本一】記念切手碑(松尾芭蕉,奥の細道300年記念切手「ねむの花」)
【観光】
    影鳥海(日本海に鳥海山の影が映る)
    象潟の跡(九十九島八十八潟といわれた面影が,たんぼの中に点在している)
    九十九島(かつては無数の小島が浮かんでいた入り江だったところで、今は陸地)
    日本海に沈む夕日(あっという間に沈んでしまう大きな夕日)
    栗山池公園の噴水(夜になるとライトアップ)
    象潟町B&G海洋センター(温水プールなどが充実した施設)
    象潟町郷土資料館(文化の殿堂)
    獅子ヶ鼻湿原(鳥海のまりもと云われる苔の群生が見られ、氷河期時代からの苔と云われる。特にハンデルソロイゴケ)
    鉾立ビジターセンター(鳥海ブルーライン五合目に位置し、鳥海山の自然(山の形成、成り立ち、動植物生態)を紹介)
    鳥海山(標高2236mの山形県との県境に位置する東北2位の名峰。高山植物の宝庫)
    鳥海ブルーライン(鳥海山五合目を経由して山形県の遊佐町に続く)
    象潟海水浴場(東北一の遠浅で家族で楽しめる,海岸護岸となっている)
    全国俳句大会(松尾芭蕉「奥の細道」で象潟が目的地であったが縁で行われる。実施日8月1日)
    トライアスロン大会(実施日7月下旬)
    マウンテンエンデューロ(林道,草地など自然を生かしたコースのタイムレース。実施日9月上旬)
    鳥海山ハンググライダー大会(鳥海山鉾立からテイクオフして中ノ沢地区の草地に着地する競技。実施日5月中旬)
    延年ちょうくらいろ舞(舞いの起源が古い。実施日6月15日) 
    鳥海山日立舞(盆に行われる。実施日8月13日から15日)
    港祭り(大漁旗をはためかせて漁船が入港する。実施日7月)
    蚶満寺(かんまんじ。奥の細道にも登場する千満寺で開山は延暦年間(782〜806年)。境内の風景が必見)
    象潟祭り(車切(囃子の子どもたちが乗り込んだ山車)や踊り山、おくねりなどが繰り出す。実施日5月15日)
    元滝(鳥海ブルーライン入口近くにある清水で、滝のように伏流水がわき出す)
    奈曽の白滝(奈曽川の中流に位置し高さ26m、幅11mの滝がしぶきを上げて絶壁から落ちる)
    あまのはぎ(なまはげのような行事。実施日1月15日)
    大須郷のウミウ繁殖地(大須郷海岸の海面約50〜60mの岩壁に集団繁殖している)
    タブの群落(面積約46aに約60本の木がある)
    象潟の跡(文化元年(1804年)の大地震の遺跡。今は田んぼの中に点在する。国指定天然記念物)
    三崎山旧街道(小砂川)
    記念切手碑(世界一大きい切手碑。縦2.5m幅3m。切手部分1枚縦63.5cm横49cm)
    芭蕉句碑(芭蕉が象潟で詠んだ初案の句)
    おっしゃけ祭り(11月)
    さえの神行事(大森・横岡地区。良縁を得るためや下の病の治癒などを祈願して行われる。大森地区では初嫁をつつく嫁つつき。横岡地区では初嫁、初婿からもちをもらう風習がある)
    手長足長(昔、三崎山に恐ろしい大きな怪物がいて、そこを通る旅人を食べていたがそれを慈覚大師が退治したという話)
    紅蓮尼(象潟町のたには、松島町の小太郎へ嫁ぐはずだったが、たにが松島に着く前に小太郎が死んでしまった。たにはそれでも象潟に帰らず小太郎の父母に仕え、父母が死去した後に尼となり紅蓮という名をもらい、一門の冥福を祈願して暮らしたという話)
【名産】象潟百景
    象潟ハム
    鳥海石加工(ミニ石灯ろう)
    あけび細工
    夏がき
    健康みそ
    海草(アオサ,岩海苔),サケ,アワビ
    シドケ(山菜)
    ネギ,ナガイモ,サヤエンドウ,生シイタケ
    漬物
    鳥海干しもち
    さけずし
    稲倉焼