長崎県 【トピック】2005/10/01 平戸市と北松浦郡大島村、生月町、田平町が合併 --------------- 旧平戸市のデータ ------------- 【いわれ】古来、平戸島は「庇羅(ひら)の島」と呼ばれていた。「平」は庇羅、「戸」は庇羅の島と肥前の陸地との門であったため「ひらのと」となり鎌倉時代から平戸島と呼ばれるようになった。 【シンボル】花(ヒラドツツジ)、木(マキ)、鳥(なし) 【日本一】漁港数(26港) 弘法大師石像(本像8m、台座9m) 【観光】 平戸城(亀岡城。山鹿流の築城法で築いた城で昭和37年に復元。松浦氏歴代の遺品展示。展望台から平戸港、黒子島原生林を眼下に見える) 黒子島原生林(平戸港入口に浮かぶ周囲1kmの小さな島で亜熱帯の植物アコウ、ビロウなどが繁茂。国指定天然記念物) 平戸城からの雷ヶ瀬戸の眺望 松浦史料博物館(日本で最初の東西文化の融合が見られるところ。古い石垣上に白壁を張り巡らした御殿風の博物館、松浦党一族の関係資料を展示、茶室「閑雲亭」、松浦水軍、蘭英貿易関連資料、オランダ船船首飾像、キリシタン関係資料を展示) 平戸観光資料館 (山鹿流の諸遺品やジャガタラ文(3通)、マリア観音などのカクレキリシタン資料、オランダ医学関係資料) 武家屋敷跡の町並み(旧平戸藩居宅周辺の武家屋敷跡が昔のままで残っている) 平戸大橋(1977年4月4日開通。主塔間665m幅10.7m海面上30mに吊られたトラス吊橋構造) キリシタン資料館(平戸根獅子地区を中心とする「隠れキリシタンの里」では当時の信仰の深さを想わせる品々が展示されている) 寺院と教会の立ち並ぶ風景(仏教寺院とカトリック教会が混在) オランダ商館跡(長崎に先駆けてオランダと貿易を行っていた当時の史跡、井戸、塀、船着き場(埠頭)など。国指定史跡) 六角井戸(在来の日本の井戸とは異なり、唐人甘渓、倭寇関係遺物として伝承。数人が一度に汲み上げられるようにと六角形に造られている) 幸橋(オランダ橋。元禄15年(1702)30代藩主雄香公の命で築造された石造アーチ式橋。架橋の技術は石工、豊前が平戸オランダ商館建造に携わり習い覚え、地元の石工達に伝授。国指定重要文化財) 梅やしき偕楽園(第35代観中煕(ひろむ)の別邸であった梅屋敷はかつて広々とした梅園。貴重な美術品なども展示されている) 川内峠(標高200m余に広がる西海国立公園の中で代表的な草原であり山麓にはヒラドツツジが10000本。キャンプ場も整備) 川内峠からの眺望(頂上から見渡すと九十九島や西九州道の連山、北に松浦湾や玄界灘、さらに壱岐や対馬まで望める) 川内浦の町並み(漁家が建ち並ぶ昔ながらの町並み) 川内峠の野焼き風景(春の訪れを告げる。2月下旬) 半元キャンプ場(海と山の両方の自然を満喫出来る。川内峠自然公園キャンプ場) 平戸カトリック教会 田ノ浦温泉(【泉質】単純炭酸鉄泉【泉温】18度【効能】胃腸病・やけど) 高野山最教寺三重塔(弘法大師駐しゃくの聖地であり西の高野山と称せられ昭和61年建立) 最教寺霊宝館(弘法大師(空海)が開いた。1988年弘法大師の1150年御遠忌を記念して日本一の規模を誇る三重大塔が設立。日本の密教美術品や外国から伝わった仏教美術品などの展示) 弘法大師石像 平戸大橋公園からの風景 平戸城天守閣からの風景 鯛の鼻から生月島と水平線 常燈の鼻からの風景 梅ヶ谷津偕楽園の殿様の部屋からの風景 雷ヶ瀬戸の音風景(平戸島と九州本土を隔てた海峡の潮の干満によって生じる音) 風車のある風景 志々伎山(古期安山岩で出来た山で山頂は鋭く尖り、山頂からの展望は素晴らしく雄大) 阿値賀島(上下の2島で桂状節理の海食岸。全島ビロウの群落で水鳥の繁殖地でもある。西海国立公園特別保護区指定。国指定天然記念物) 安満岳山頂(平戸島の最高峰で山頂からは平戸連山、眼下に生月島や生月大橋が一望) 礫岩(西海国立公園特別保護区指定。岩石地植物群落) 中野窯跡 冨春園 平戸交流広場 カロン庭園 オランダ公園 崎方公園内三浦按針の墓(平戸で没したアダムスの夫婦塚) 京崎公園 多目的総合運動公園(ひらどライフカントリー) シーライフひらど(ウォータースライダーや流れるプールを備えた屋外プール) 根獅子の浜海水浴場(美しい遠浅の白い砂浜は約1km。日本の水浴場55選) 人津久海水浴場 千里ヶ浜(紺碧の澄み切った遠浅の海。ヨットやボードセーリングに賑わう) 和船ろこぎ競争(4丁ろの和船を8人の乗り手でこいで競争) 平戸港ロマンロード(268m) 子泣き相撲(1歳前後の子どもを特設舞台の上で、しゃもじを持った行司がなだめかして泣いた方が勝ち。泣く子は育つ。実施日2月の節分) さくら祭り(亀岡公園。実施日3月下旬から4月上旬) つつじ祭り(崎方公園。実施日4月下旬から5月上旬) 平戸延命茶市(浦の町そてつ通り。もともとは物々交換の市が立ち近郷近在から農水産物を交換していた。実施日4月23日から25日) 平戸渡海人まつり(平戸大橋海浜公園。実施日5月初旬) 津吉茶市(津吉町中通り商店街で行われている市で昔は茶と農水産物の物々交換が行われていた。実施日5月17日から19日) 空海祭り(弘法大師が平戸田の浦を出帆した故事を顕彰する祭り。実施日5月上旬から7月下旬) 鄭成功祭り(川内町丸山公園。実施日7月14日) ファミリーフィッシング平戸(平戸大橋海浜公園。実施日7月下旬) 平戸オープンヨットレース(川内湾〜木ヶ津浦沖。実施日7月下旬) 平戸南夜風人祭(夏の陣。商店街まつりや櫓こぎ大会、花火大会が開催されダンス一色になる。実施日8月下旬) 平戸南夜風人祭(秋の陣。平戸港で田助ハイヤ節やダンスカーニバルで盛り上がる。実施日9月下旬) 平戸ジャンガラ念仏(念仏豊年踊りの1種で、鐘、太鼓ではやし、花笠を付けた踊り手が「穂長う、穂実でよ」と踊る。鉦の音「ジャン」と小鼓の「ガラ」の音から名づけられた。実施日8月18日) 平戸大橋ハーフマラソン&ウォーク(実施日10月上旬) 平戸大茶会(各流派の大茶会が市内の各地で行われる。松浦家伝来の復元菓子など平戸茶道の歴史的な茶会を再現。実施日10月下旬) 田助ハイヤ祭り(全国の港町で歌い継がれているハイヤ・アイヤ・オケサ節の源流を2日間にわたり踊られる。実施日10月下旬) 平戸くんち(平戸神楽。亀岡神社秋の例大祭で中でも26日は平戸神楽24番にわたる大神楽が圧巻。平戸神楽は国指定重要無形民俗文化財。実施日10月24日から27日) 産業祭り(市内の特産品の展示即売。実施日11月中旬) 吉井勇歌碑 英国商館跡碑(17世紀英国南館が設置されていた跡記念碑) 納戸神(16世紀からのキリシタン弾圧のため、ひそかに隠れてキリスト教を信仰し続けこれが今も納戸神信仰として残っている) 中の浦ソテツ群落(寛永17年(1640)頃に琉球から取り寄せて植えられた) 亀岡まき並木(慶長5年(1600)頃に植えられたイヌマキが巨木になった。大小21本の並木を形成) ビロウ自生地(古館と呼ばれる平戸藩主が一時居城としていた所で亜熱帯性植物が繁茂) 【名産】カスドース(ポルトガル直伝のカステラ菓子) ごぼうもち(唐人から伝えられた米の粉を材料とする餅) 川内かまぼこ(地元で取れるエソを原料とし、すぼでかたどる) アゴ干物(トビウオ、体長20cm前後のトビウオをアゴと呼び塩干しと雑煮の出汁に用いる焼あご) 平戸牛(短角黒毛の肉用牛) メロン(キンショウ、ネットメロンが中心で糖度が高い) ヒジキ・ワカメの塩干物 じゃがいも焼酎(平戸特産の馬鈴薯を原料とした焼酎) 松浦藩窯・三川内焼 ------------------------ 【名称】松浦資料博物館 【住所】平戸市鏡川町12 【電話】0950−22−2236 【交通】松浦線平戸口駅下車、徒歩10分で平戸口桟橋に至る、これからフェリーで平戸港下船徒歩5分 【開館】午前8時から午後5時30分 【概要】日本で最初の東西文化の融合が見られるところ 古い石垣上に白壁を張り巡らした御殿風の博物館 松浦党一族の関係資料を展示 茶室「閑雲亭」 松浦水軍、蘭英貿易関連資料 オランダ船船首飾像 キリシタン関係資料を展示 ------------------------- 【方言】あこぎ(しつこく) あくしゃうつ(こりごりする) あぎつつく(口数多くしゃべること) おーばんぎゃーな(大胆な、無謀な) おげもん(風変わりの人) ------------------------ 田ノ浦温泉(たのうら) 【泉質】単純炭酸鉄泉 【泉温】18度 【効能】胃腸病・やけど--------------- 旧北松浦郡大島村のデータ ------------- 長崎県北松浦郡 【いわれ】藩政時代は平戸藩に属し、明治11年群区町村編成法によって大島村、的山村となり更に明治22年4月に施行された町村制によって2村を合併し大島村となる。 【シンボル】花(ハマユウ)、木(クロマツ)、鳥(なし)、その他(ヤブツバキ) 【観光】 キャンプ場(大賀、天ノ原) 巨大アコウ樹 朝鮮井戸 お杉お玉墓 曲り岬海岸(西海岸にあり的山港の天然の防波堤である) 大賀断崖(本島北東にあり絶壁となっている) 障子岩(岩の真ん中が空洞となっている) 夏祭り花火大会(実施日8月) 産業祭りと文化祭(農水産物の品評会と展示即売会。実施日11月) 須古踊り(毎年豊漁祈願及び先祖の供養のため各地区において神社、仏閣及び初盆の家庭を訪問し供養する。実施日8月13日から15日) 大島のジャンガラ 大島の流儀 大島の六斎念仏 岳ノ下古墳跡 宗賀様の墓石(幕藩体制以前の最後の大島領主) 早期米の田植風景(4月中旬) 【名産】海産物(塩ウニ、ウニ、するめ) 菓子(千代川、流し物) 【方言】 うーばんげな(まさか) じょうしきする(さからう) ごっとり(いつも、常に) こうばる(利口ぶる) こさぐ(遅くまで居座る)--------------- 旧北松浦郡生月町のデータ ------------- 長崎県北松浦郡 【いわれ】遣唐使などが船路はるかに、東シナ海の荒海を乗り越えて来た船人がこの島に近づきホット「息ツク」あるいは「息に属く」という船人の心情を表したものと言われている。 【シンボル】花(ハマユウ)、木(クロマツ)、鳥(なし) 【日本一】生月大橋(中央径間400mは、三径間連続トラス橋では世界一) 生月観音(大魚藍観音で高さ18m) 【観光】 魚類のはく製(180種、330点展示している) 大バエ断崖(高さ100m余りの断崖絶壁) 塩俵の断崖(玄海の荒波によって刻まれた六角柱の柱状節理が約1km続く) 山頭草原(限りなく青い空と果てしなく続く緑の大草原に牛がたわむれる) 生月観音(高さ18mの日本一の大魚藍観音。出世観音とも呼ばれる) 生月大橋(中央径間400mは三径間連続トラス橋として世界一) 100m余りの断崖絶壁に立つ白亜の大バエ灯台 水平線に沈む夕日と漁り火風景 舘浦盆踊り(須古踊り。実施日旧暦7月16日) 一部氏屋敷跡 焼山 永光寺梵鐘 ガスパル様 富永古墳 千人塚 だんじく様 井上氏墓地 百万遍(子ども達が各家庭を回り悪神を追い出し福の神を迎える行事。実施日1月5日) 歴史民俗資料館(隠れキリシタン、鯨組の資料、魚類の剥製を展示) 生月大橋公園 桜川ダム 【名産】生月かまぼこ 海産物(焼きあご、アジ・サバの干物、ウニ) 【方言】 おいろしやっせ(ごめん下さい) あっぱさいれよ(びっくりしたなぁもー) おちょりかし(ひょうきん者) なあい(はい) まま(ご飯)--------------- 旧北松浦郡田平町のデータ ------------- 長崎県北松浦郡 【いわれ】縄文弥生時代のものと推定される石おの、石器、石やりなどが発掘され、更に水門などもあることから古くから田んぼが作られていた。平たい田ということから「田平」となっている。 【シンボル】花(ヤブツバキ)、木(イヌマキ)、鳥(なし) 【日本一】ハクモクレン(樹齢千有余年、幹回り2.5m) 田平ファーブルパーク 【観光】 田平ファーブルパーク(昆虫ふれあい公園。自然のままの環境で生きている昆虫を自由に観察できる) 田平町里田原遺跡(国内で見つかったのが11例目と、非常に珍しい朝鮮半島製の鏡が、長崎県北松浦郡・田平町の里田原遺跡から出土。里田原遺跡は1972年に見つかった、弥生時代の遺跡) 瀬戸山主天主堂(平戸瀬戸を見下ろす高台にあり赤いレンガ造りとステンドグラスのカトリック教会。大正4年から3カ年の歳月をかけて信者の手により建設された) 久吹ダム(97万トンダム) 県北特産品センター 平戸海峡(海流と船舶の往来風景) 中瀬草原キャンプ場(玄界灘の漁り火風景) 瀬戸山天主堂の鐘の音風景 田平公園春祭り(農水産物の紹介とイベント。実施日4月末) 田平夏祭り(平戸海峡で行う花火大会。実施日8月17日) 荻田浮立(3年に1度地区の神社に奉納。中間年は小規模に奉納。実施日10月11日) 焼罪の地 日本最西端の駅 中倉万次郎翁の胸像 綱島正興翁の胸像 海寺跡の白モクレンの満開風景(3月中旬) 里田原歴史民俗資料館 焼罪史跡公園 是心寺の大ソテツ 海寺のビロウ樹 【名産】一口香 マルボーロ 平戸こいしや 平戸ブンタン カジメちゃん(海藻の佃煮) つばき油 あご 【方言】 はがいか(悔しい) いわんばい(言いません) へぐら(鍋、窯の底のすすのこと) そうきゃ(そうかしら) きつか(疲れた、くたびれた) |