神奈川県 【いわれ】諸説があるが地形的なものとしては、鎌倉の鎌はかまどのことで、倉は谷の意味。三方は山で一方が海でかまどに似ていること、大きな谷を大倉と呼んでいることから地名になった。 【シンボル】花(リンドウ)、木(ヤマザクラ) 鳥(なし) 【観光】 若宮大路(鶴岡八幡宮に至る参道で一の鳥居から三の鳥居まで続く道を段葛といい、両側には桜やつつじ並木となっている。鎌倉幕府緑の道路) 関東最大の光明寺山門(木造の山門では関東最大。鎌倉市材木座にある浄土宗の大本山の光明寺山門の補修と化粧直しが終わり、1998年11月28日から内部の公開も始まった。同寺は1243年に鎌倉幕府の第4代執権北条経時が建てたもので関東の総本山として念仏道場の中心になった。1847年に再建された山門は正面から見ると5つに仕切られ中央の3つの間はそれぞれ両開きになる板戸となっている。三間一戸と呼ばれている) 鎌倉十王岩からの眺望 歴史的遺産・遺跡(神社、仏閣、文化財など) 山と海の自然景観 和賀江島(材木座海岸にある鎌倉時代に造られた最古の港の遺跡がある) 鎌倉七切通し(極楽寺坂、大仏坂、化粧坂(国指定史跡)、巨福呂坂(国指定史跡)、朝比奈(国指定史跡)、名越坂(国指定史跡)、亀ガ谷(国指定史跡)) 稲村が崎からの眺望(相模湾、江ノ島、富士山を一望) 光明時裏山からの眺望 和賀江島からの眺望 鎌倉山桜並木 鎌倉湖(散在ヶ池。周囲1kmの人造湖) 源氏山公園(遊歩道や広場があり、源頼朝像も建っている自然公園) 稲村ヶ崎(由比ヶ浜西南端に位置する懸崖岬) 七里ヶ浜(海水浴場、サーフィンのメッカとして人気) 七里ヶ浜哀歌の慰霊像(稲村ヶ崎にある) 源頼朝の墓(五層の石塔が残る) 百八やぐら(山肌に掘られた洞窟のことで約200あり、鎌倉時代から室町時代の節の墓であった) 日蓮辻説法跡(日蓮の腰掛け石が残る) 石井家住宅(江戸時代の農家建築を代表する建物を移築復元。重要文化財指定) 鎌倉国宝館(市内寺社の国宝、重文などを保管、収蔵、公開) 鎌倉文学館(鎌倉ゆかりの文学関係資料の収集、保存、展示) 鎌倉彫資料館 北鎌倉美術館 長谷寺宝物館 鶴岡八幡宮宝物館 ミナミ宝飾美術館(サルバドール・ダリ作の宝飾品を中心に展示) 神奈川県立近代美術館(国内初の近代美術館で、明治以降の洋画、日本画、彫刻、版画などを収蔵展示) 神奈川県立フラワーセンター大船植物園(市民の憩いの場。シャクヤクとハナショウブは、世界的に有名である) 吉屋信子記念館(小説家の旧宅を記念館として公開展示) 鎌倉文学館(鎌倉ゆかりの作家の作品や遺稿を展示公開) 棟方版画美術館(棟方志功の作品約700点を展示紹介) 節分祭(鎌倉八幡宮、鎌倉宮、半僧坊で実施日2月3日) 鎌倉祭り(源頼朝,義経,静御前らを偲んで静の舞奉納,流鏑馬,野点,パレードなどの催し。実施日4月14〜21日) 鎌倉花火大会・薪能(3大観光行事。実施日8月10日) かまくらビーチカーニバル(大砂像作りを中心に。材木座海岸。実施日8月1日から4日) 雪洞祭り(鶴岡八幡宮で実施日8月6〜9日) 鶴岡八幡宮例大祭(実施日9月14日〜16日) 鎌倉薪能(鎌倉宮にてかがり火を焚いて能を舞う。実施日9月12日〜22日) 面掛行列(御霊神社。実施日9月18日) 大荒行成満祭(長勝寺。実施日2月11日) ぼんぼり祭り(鶴岡八幡宮。夏越祭、立秋祭、実朝祭。実施日8月7日から9日) お十夜(光明寺。実施日10月12日から15日) ことはじめ(12月8日から正月の準備に取りかかる風習) 船おろし(漁村の正月の行事) 雑煮(油揚げ、大根などの清汁で肉類は入れない) 五月節句(初節句にたこを揚げて祝う鎌倉の名物) 鎌倉八幡宮(源頼義が奥州平定の時に京都の石清水八幡宮を由比郷鶴岡に勧請したのが起源で鎌倉を代表する神社。境内全体国指定史跡) 鎌倉八幡宮境内(本宮、宝物殿、大銀杏、舞殿、丸山稲荷社、若宮、白旗神社、鎌倉国宝館などがある) 荏柄神社(鎌倉で一番古い神社で祭神は菅原道真。荏柄天神とも言われる) 満福寺(天平年間(729〜749)創建の真言宗の寺で弁慶の腰掛け石など残る) 杉本寺(天平6年(734)行基により開山、坂東33観音霊場の第1番札所で天台宗の寺) 長谷寺(天平8年(736)創建、坂東33観音霊場の第4番札所で浄土宗の寺。観音堂の本尊木造十一面観音立像は高さ9.18m。また鐘楼の梵鐘は鎌倉時代のもので重要文化財) 浄妙寺(文治4年(1188)創建の臨済宗の古刹) 寿福寺(正治2年(1200)創建の臨済宗建長寺派の名刹。多くの寺宝が残る) 覚園寺(建保6年(1218)創建の真言宗の古寺で薬師堂、愛染堂、地蔵堂など国指定重要文化財が多い) 安養院(嘉禄元年(1225)創建の浄土宗の寺、坂東33観音霊場の第3番札所) 光明寺(仁治元年(1240)創建の浄土宗の大本山) 高徳院(鎌倉大仏。浄土宗の寺で建長4年(1252)鋳造された大仏は高さ13.35m、重さ124トン) 建長寺(建長5年(1253)創建の臨済宗建長寺派の大本山) 梵鐘(建長寺。国宝) 極楽寺(真言律宗の寺で正元元年(1259)に創建) 長勝寺(弘長3年(1263)創建の日蓮宗の古刹で、2月12日の大荒行僧成満祭は鎌倉の冬を代表する祭事) 妙本寺(文永11年(1274)開基の日蓮宗最初の寺院) 円覚寺(弘安5年(1282)開山の臨済宗円覚寺派の大本山) 円覚寺仏舎利殿(我が国最古の唐様建築で国宝) 梵鐘(円覚寺山門南の高台にある鎌倉時代を代表する大鐘。国宝) 浄智寺(弘安6年(1283)創建、臨済宗円覚寺派の寺) 東慶寺(弘安8年(1285)創建、臨済宗円覚寺派の寺で駆け込み寺、縁切り寺で知られる) 瑞泉寺(嘉暦2年(1327)開基の臨済宗円覚寺派の寺。別名:花の寺) 宝戒寺(建武2年(1335)建立された天台宗の古刹。寺宝の木造歓喜天立像、木造地蔵菩薩座像は重要文化財指定) 本覚寺(永享8年(1436)創建の日蓮宗の寺。眼病平癒に御利益があるとして信仰されている) 常栄寺(慶長11年(1606)開基の日蓮宗の寺。別名:ぼたもち寺) 鎌倉宮(明治2年(1869)明治天皇により大塔宮を祭神に創建されたもの) 銭洗弁天(宇賀福神社。洞窟内の銭洗水でお金を洗うと倍になるという信仰があり賑わう。祭神は市杵島姫命と弁財) 名月院(別名:アジサイ寺として知られ参道にアジサイが咲き誇る) 英勝寺(鎌倉唯一の尼寺で浄土宗の寺) 浄光明寺(真言宗の名刹で本尊は鎌倉彫刻の木造阿弥陀如来三尊像) 安国論寺(日蓮が「立正安国論」を執筆したところ) 妙法寺(日蓮宗の古寺で鎌倉の苔寺と言われる風情を持つ) 光則寺(日蓮宗の寺、花の寺として知られる) 報国寺(臨済宗の寺で別名:竹の寺) 円応寺(臨済宗建長寺派の寺で冥界の十王を安置する) 大船観音(無我相山の山頂に鉄筋コンクリート製の聖観音上半身像が建つ) 新田義貞碑(義貞が刀を海に投げ入れ潮が引いた伝説に基づく) ボート遭難の碑(逗子開成中学遭難の碑) 西田幾太郎の碑(善の研究で知られる哲学者) やぐら発祥の地(鎌倉地方の中世横穴式墳墓) 鎌倉彫発祥の地(中世以来続けられてきた伝統工芸) 日本のナショナルトラスト(昭和39年財団法人鎌倉風致保存会結成) 鎌倉小町通り(商業、観光の中心地) 大船仲通り商店街(庶民的な商店街) 鎌倉山桜並木周辺(代表的な住宅地) 鎌倉宅間ヶ谷(谷戸の住宅地) 覚園寺のマキ 瑞泉寺の黄梅 光則寺のカイドウ(推定樹齢200年) 寿福寺のビャクシン ほら吹き(奈良の都に住む男が鎌倉にほら吹き村があると聞き、ほら比べにやって来たが子どものほらに舌を巻いて帰った話) タヌキ恩返し(建長寺の山門を再建したときに裏山に長年住みついていた古ダヌキが恩返しにと和尚に化けて諸国を回ってお金を集めた) えんま大王(仏師の運慶が冥途へ行くと「しゃばへ帰って俺の像を彫り人間どもに見せろ」とえんま大王から言われ円応寺のえんま大王を彫った話) 【名産】 鎌倉彫(木地に文様を彫刻し、その上に漆を塗った工芸品) 正宗工芸(名刀正宗の相州かじ、刀剣造りの技術を生かした刃物や鉄工芸品) たたみいわし ワカメ 鎌倉のハム 【花の名所】 フラワーセンター大船植物園(シャクヤク)大船駅 明月院(アジサイ)北鎌倉駅 鎌倉山(ソメイヨシノ)鎌倉駅からバス「常磐口」 鶴岡八幡宮(ボタン)鎌倉駅 瑞泉寺(スイセン)鎌倉駅からバス「大塔宮」 源氏山公園(ソメイヨシノ)鎌倉駅 光則寺(カイドウ)江ノ電「長谷駅」 段葛(ソメイヨシノ)鎌倉駅 宝戒寺(ハギ)鎌倉駅 散在ケ池森林公園(ヤマザクラ)大船駅からバス「今泉不動」 成就院(アジサイ)江ノ電「極楽寺駅」 光明寺(ハス)鎌倉駅からバス「光明寺前」 【その他】 源氏山公園(神奈川県の公園50選)市のほぼ中央に位置する源氏山(標高93m)の全域が公園区域緑豊かな自然林に覆われ園路沿いの数百本の桜が開花する春には多くの花見客でにぎわう鎌倉の観光名所の1つ。 交通:JR横須賀線鎌倉駅西口から徒歩20分 |