茨城県 【トピック】2005/03/28 下館市と真壁郡関城町、明野町、協和町が合併して誕生 ---------- 旧下館市のデータ -------------- 【いわれ】天応元年(781年),藤原魚名が奥州勢に備えて築いた三館(上館「本館」,中館,下館)が由来と伝えられている。 【シンボル】花(バラ),木(桜),鳥(なし) 【日本一】市内を流れる1級河川の数(鬼怒川,大谷川,勤行(ごんぎょう)川,小貝川の4本) 【観光】 中館からの筑波山の眺望(中館観音寺の森) 定林寺の銅鐘(室町時代の鋳造,室町の響きを伝える。梵鐘は天平式で室町時代の高さ89cm、口径49cm) 妙西寺(加波山事件志士の墓) 羽黒神社(文明10年(1478)の創建。本殿は桃山風建築様式をもつ彩色一間社流造) 下館城跡 伊佐城跡 久下田城跡 中村美術サロン(土蔵造りの民家を開放した個人美術館) 五所神社(総ケヤキの一間社流造の本殿) 下館の夏祭り(北関東一の大みこし、女みこし、30数基の子どもみこしが市内を渡御。最終日早朝には川渡御を行い神輿を清める。実施日7月24日から28日) 祇園祭 盆踊り大会(市役所前広場で西条八十作詞・中山晋平作曲の下館音頭と下館独特の「笠抜踊り」を踊る。実施日8月14日から16日) 燈籠流し(市街地の中心を流れる勤行川河畔で供養のための灯ろうを流す。実施日8月第1土曜日) 川島花火大会(市内の西を流れる鬼怒川河畔(川島橋下流)で大小3000発余りの花火が夜空を彩る。実施日8月第1日曜日) 板谷波山記念館(昭和55年(1980)に開館。板谷波山は,陶芸家として初の文化勲章を受章。江戸時代中期の頃の閑静な庭園。東京田端から移築した日本で初めての「三方焚口倒焔式丸窯」などがある) 下館薪能(能の原型といわれる野外劇で,中館観音寺境内で開催。かがり火の中で幽玄な世界が魅力。定員1600人,実施日10月9日〜10日) 湯立祭(樋口の雷神社で行われる奇祭。煮えたぎる大がまの湯にクマザサを浸し、神宮が頭上で振りかけて吉凶と雷を占う。実施日4月6日) 観音寺の大ケヤキ(樹周囲約6m,樹齢500〜600年と推定) 木造観世音菩薩立像(観音寺。国指定重要文化財) 雷神社の大ケヤキ(樹齢推定500〜600年) 薬師堂の大ケヤキ(樹齢推定500〜600年) 蔵のある町並み(茨城県西の商都として栄えた卸問屋の蔵がところどころに残る) 勤行緑地公園 市民運動公園 与謝蕪村句碑(中村家に建つ) どんど焼(山にように積み上げたわらに火を付けて棒の先に餅をつけて焼いて食べ、無病息災を祈る。実施日1月14日から15日) だるま市(1月) 輪くぐり(7月) 手ぬぐいのだら干し(12月) 厄神送りの風習(毎年7月中旬に市内小川地区で) ならせもち(もちをつき、3cmくらいに丸めカシの木の枝に付け歳神にささげ、豊作を祈る) 女の館(女方(おざかた)の女の館に住む桔梗の前を使い将門の影武者の秘密を知った藤原秀郷が女方の地で将門を討つ物語) 北向き地蔵(伊達の祖先の地を参詣し持病で倒れた奥州からの旅人を供養するため、仙台のある方を向いて建つ地蔵の話) お羽黒さんの絵馬(元服直後に遠く備中に国替えとなった若君の元へ、毎夜絵馬から抜け出して会いに行くという馬の話) 西行野宿の宿(諸国行脚の途中、下館に立ち寄った西行法師にまつわる話) 【名産】梨(特に「幸水」は味,品質ともによく茨城県の銘柄産地に指定) 【方言】ごじゃ(分からず屋) そうだっぺ(そうだろう) んだ(そうだ) おっかね(恐ろしい) やんね(やらない) しんね(知らない) -------------------- 【名称】板谷波山記念館 【住所】茨城県下館市田町甲866 【電話】02962ー4ー9185 【交通】水戸線下館駅から徒歩10分 【開館】10:00〜16:30 【概要】昭和55年(1980)に開館 陶芸家・板谷波山の作品展示---------- 旧真壁郡関城町のデータ -------------- 茨城県真壁郡 【いわれ】南北朝時代の遺跡で,郷土にゆかりの深い関宗祐公の居城,関城跡にちなみ命名された。 【シンボル】花(梨の花),木(ケヤキ) 鳥(なし) 【日本一】赤梨の生産高 【観光】 純白の梨花と筑波山の眺め(4月中旬から下旬には純白の梨の花に埋まり、四季を通じて筑波山の色合いと山頂の雲の変化が楽しめる) さわやかロード(総合運動場を拠点にした延長5.3mのジョギングコース,チェリー,フルーツ,ハナミズキ,ふれあいの4つのゾーンに分かれ,メロディ橋や一休庭園などを設け趣向を凝らしている) 関城跡と坑道跡(南北朝時代の城跡で国指定文化財,日本3坑道の1つとされる坑道跡が残っている) 千妙寺(観応2年(1351年)の建立。関東天台宗の古刹で,往時は末寺や門徒寺600余りを数え,幕府から朱印地百万,格式十万石が与えられた寺) 船玉古墳(一辺35m、高さ4mの方墳で横穴式石室,価値ある壁画が消滅寸前) 木戸幸福寺 関本神社(天然記念物の大ケヤキは樹齢400年以上) 関本神社大祭太々神楽(150年ほど前から伝承。実施日3月3日と11月23日) 七鬼神社例祭(しっちきじん。疫病除け魔除けの行事) 火渉祭(辻稲荷神社に古くから伝わる無病息災、五穀豊穣を祈願する行事。実施日初午の日) 千人仏 阿弥陀堂 辻集落火渉(辻稲荷神社で行われるもので積み上げられた薪の火の間を修験者や参拝者が素足で踏み渡るもので,無病息災を祈り炭は持ち帰る。実施日:2月11日) どすこいペア・アロ〜ハ(関城の祭典。実施日8月最終土日曜日) 関公墓前祭(関城主宗佑の命日に町と関城を守る集落が合同して神事、奉納剣道試合などを行う。実施日11月11日) なし相撲(昔から伝わる行事の一つで当時は賞として梨を与えたことからこの名が付いた) どんどん焼き(どんど焼。小正月に行う火祭り) こまち(小祭。村の鎮守様の祭り) ならせもち(小正月に木の枝に(主にカシ)に餅をまるめてならせ飾る豊作祈願の風習) 輪くぐり(無病息災の祈願) 隠里の膳椀由来(本町の船玉八幡神社(岩谷八幡とも言われる)に伝わる説話で神社にある岩谷の前で「ぜんわんをお貸し下さい」と願うと翌朝、岩の上に出されていた。ある時欲深い者が借りたぜんわんを返さなかったので家に災いがかかり、衰えてきたため、親せきの者が恐れをなしてぜんわんを神社に納め今は宝になっているという) 【名産】梨(特に,豊水,幸水) 本場「結城紬」 きりげた ニラ,にらうどん サツマイモ 【方言】ちくらっぽ(うそ) さいな(さようなら) ほじゃねぇ(そうでない) よかっぺ(いいだろう) ああ、ほおか(ああ、そうか)---------- 旧真壁郡明野町のデータ -------------- 茨城県真壁郡 【いわれ】町村合併を機に中学生から募集して決めた。農業中心の町をイメージした名前「野明」が多かった。 【シンボル】花(フヨウ),木(キンモクセイ) 鳥(なし) 【観光】明野町教育文化センター(カリヨンの時計塔) 村田の石造五輪塔(建久3年(1192)築の村田朝村の供養塔で、地、水、火、風、空を表現して5つの石が重ねてある) 桜祭り 花とやすらぎの里イベント 明野ふれあい祭り 三所神社(弘仁2年(811)創建の古社。境内には樹齢300年、根回り約9.1mの大ケヤキがある) 海老ヶ島城跡(寛正年間(1460〜1466)築城、土塁や堀跡のみが現存) 常盤連(松原ひょっとこ) クジラの化石(背柱の一部) 雲井宮郷造神社(輪くぐり祭が行われる)---------- 旧真壁郡協和町のデータ -------------- 茨城県真壁郡 【いわれ】昭和29年12月1日,3村合併時に村民から公募して,協和村とした。 3村が一体となり力を合わせ,平和な村の発展を願い協和村と名づけられる。昭和39年に町村施行し協和町になる。 【シンボル】花(アジサイ),木(桜),鳥(なし) 【日本一】コダマスイカの生産量とその生産にかける農家の意欲 減塩を通しての町民の健康作り 【観光】 田園に広がる施設園芸ハウス群 小栗内外大神宮宮外宮両本殿 小栗城祉からの眺望(小貝川と田園,筑波山,町並みを一望できる) 川と花畑,史跡,公園を有機的に結ぶサイクリングロード 逢田天満宮本殿 協和町ふれあいセンター 協和の杜公園(体育館,テニスコート,プロムナードなど) 協和町農業資料館(昭和60年(1985)に開館。江戸後期に建てられた農家,大林家を移築、明治,大正,昭和初期の農具,生活用具の展示) 新治汲古館(史跡から出土したかわら,縄文土器,はにわなどを展示) 釣堀公園(池の中には約4000匹のコイが放流されている) 町民三世代の広場(遊具とテニスコート,芝生広場などが整備。三世代が集える憩いの場) 藤長寺の鐘(町民に親しまれている「時の鐘」) 竜涯堰から落ちる水音(生活と農牛生産の恵みの音風景) 蓬田自然環境保全地域内にこだまする鳥や昆虫の鳴き声 新治郡衙跡(ぐんが。奈良時代の郡役所。国指定重要文化財) 新治廃寺跡(にいはりはいじ。壮大な寺院をしのばせる。国指定重要文化財) 宝篋印塔 御遷殿 板碑 小栗判官墓地(小栗重成は源頼朝の下に参集し鎌倉幕府の成立に貢献。小栗孫次郎平満重と小栗彦次郎平助重は説教節「小栗判官」のモデルとなった中世末期の武将で小栗城第14代および15代城主) 小栗判官まつり(ふるさとの伝説、小栗判官と照手姫、十勇士などの武者行列が華麗な時代絵巻を再現。実施日12月第1日曜日) 太々神楽(小栗内外大神宮宮比講。小栗内外大神宮例祭。岩戸神楽として勇壮な舞と穏やかな舞で構成される太々神楽とやぶさめの奉納。実施日4月21日と11月10日) 天満宮祭礼(菅原道真をまつる天神様の祭り。実施日1月25日と11月25日) ほうそう祭り(細田。ほうそうやはしかの流行の時、神仏にすがった祭り。実施日2月24日) 門井神社例祭(門井地区。太々神楽の奉納。実施日4月1日) 十里のホイホイ祭(農の神への感謝の祭り。実施日12月14日) 健康祭り(実施日7月下旬の日曜日) 3世代ふれあいウェーブ(観劇と歌、踊りなどを通じて3世代間の交流を図る。実施日9月第3日曜日) すいかモニュメント 川の一里塚 鎮守祭典の詩碑 どんど焼き(門松やしめ飾り、古だるまなどを焼いて無病息災を祈願。実施日1月14日) 農業資料館敷地内のロウ梅の開花(2月) 小貝川河川敷のコスモスの開花(9月下旬) ふるさとの森自然公園のアヤメ(6月) 下館総合卸団地の町並み(区画された団地内を走る道路の両側は桜並木となっていて開花期には春の訪れを感じさせる) 小栗宿通り(古くから広い道路で,両側に民家が立ち並ぶ。沿道には3つの大きな寺がある。1月8日にはだるま市が開かれ,人々でにぎわう) 観音講(安産と一家の無事を祈る) 庚申講(五穀豊穣と無病息災を祈る) 風神祭(風害除けと豊作を祈る) 小栗判官の力石(熊野(和歌山県)の湯で体を治し帰ってきた判官を家来が心配するので「わしはこのとおり元気だ」とそこにあった石を力一杯握ったところ親指のあとがついたという) 親投沢(栃木県境にある小栗山中の親投沢は捨てられた親たちの哀しみの涙がこもり、石が崩れて今も草木が生えない) シイノキ(周囲3m樹高7m樹齢約500年以上) ムクノキ(周囲4m樹高10m推定樹齢300年、幹の周りに獣面に似た彫刻のような突起がある) オオムラサキ(昭和32年国蝶に指定。新治廃寺跡周辺に生息) 【名産】コダマスイカ(小型で甘味の多いスイカ) キュウリ トマト 小栗判官・新治浪漫(和菓子) 草もち(タンサンを入れてゆでたもちぐさと,熱湯で練った米粉を合わせてついたもち) 【方言】ちくらっぽ(でたらめ) やあ(あなた) おどめ(赤ん坊) おーこわい(すごく疲れた) たまげた(びっくりした) ---------------------- 【名称】協和町農業資料館 【住所】茨城県真壁郡協和町大字久地楽581 【電話】0296ー57ー9790 【交通】JR水戸線新治駅から車で10分 【開館】8:30〜16:30 【概要】昭和60年(1985)に開館 江戸後期に建てられた農家,大林家を移築 明治,大正,昭和初期の農具,生活用具の展示 |