群馬県多野郡
【いわれ】昔,神流川原に大きな馬場があって,やぶさめをやっていたのが地名の由来とされている。なお,当時下野国にも同名の村があり,納税上誤りやすいので,万場村に改称したとのことである。
【シンボル】花(ヤマユリ),木(ケヤキ) 鳥(メジロ)
【日本一】御荷鉾(みかぼ)山の山頂南面の草原に刈り出されている丸の大の文字
【観光】
    御荷鉾山頂からの眺望(みかぼ。秩父連山が眼下に一望でき、御荷鉾山不動尊は町民の信仰も厚く山開きには老若男女を問わず登山客、山菜摘みで賑わう)
    御荷鉾山開き(実施日4月28日)
    大空に泳ぐ800匹のこいのぼり(神流川)
    こいのぼり祭り(神流川をまたいで張られたロープに日本各地から届けられた約1000匹の鯉のぼりが雄大に泳ぐ。実施日4月中旬から5月中旬)
    スーパー林道から望む景観(関東一円が遠望できる。特筆できることはここから見る都会の夜景はさながら宝石箱のように見える)
    みかぼ高原自然村からの景観(テニス、体育館、バンガロー村、山菜園、渓流釣り場、ポニー・羊牧場などがあるリゾートゾーン)
    みかぼ高原荘(西御荷鉾山中腹の観光スポット。トレーニングセンター、バンガロー、テニスコート、ミニ牧場など)
    万場3瀑と呼ばれる3つの滝(早滝,入沢滝,不動滝)
    鮎の里祭り(神流川に造られた池に鮎、マス、ウナギなどが放されて子どもも大人も一緒になってつかみ取る。実施日7月下旬日曜日)
    あじさい街道(みかぼ高原自然村に通じる街道は初夏(6月〜9月)になると約1kmに渡り咲き乱れる2000本のアジサイ)
    オルゴールチャイム(午前8時に「牧場の朝」,正午に「クワイ河マーチ」,午後5時に「峠のわが家」のメロディーが町中に響きわたる)
    恋々愛ランド会館(ビデオコーナーで町のPR)
    産業文化祭(農林業の展示発表会。実施日11月上旬)
    ひな市(町の3大祭りの一つで町並みの県道沿いに約100余軒の露天商が立ち並び、町内外の買い物客で賑わう。実施日3月31日)
    阿弥陀三尊の板碑
    父不見(ててみえず。御荷鉾(みかぼ)も見えず神流川星ばかりなる万場の泊り(尾崎喜八)。著書「あの頃の私の山」の1節(神流川紀行)のなかで万場町を訪れた際の詠んだ歌)
    土坂峠の千本桜(4月上旬)
    水祝い(おんまらかつぎ。新婚家庭の家内安全、無病息災、子孫繁栄を願う民俗行事。山からオッカドの木を切ってきて、男根を形づくる。それを担いで嫁さんのいる家へ「ワッショイ、マカショイ、オッタッテ!」という掛け声を上げながら行く)
    聖人塚(慶長の頃、秩父で修業をして火伏せの術を身につけた行者が師に嘘を付いたことを悔やみ無火災に身をささげた)
    入沢の滝の大グモ(入沢の滝に大グモが住み、昼寝をした農夫に糸を絡めて釣り上げようとしたところを助けた話)
    千軒山(千軒山と桐の城の城主は兄弟であったが、毒を川に流し兄の千軒山城を落城させたという戦国悲話)
【名産】金達磨みそ(当地独特な製造方法に加えて最適な気候,風土が格別な味を醸し出している)
    御荷鉾みそ
    和玉100%のこんにゃく
    ナメコ
    アユ(神流川(かんながわ)はあゆ釣りのメッカ。清流のアユを求めて太公望が殺到する)
【方言】おれちんべえ(あんな少しばかり)
    いいあんばい(いい天気です、物事が順調である)
    うんまける(ぶちまける)
    おとこし(男衆)
    〜べえ(〜だなあ)