西方町の民話伝説
■八百比丘尼
昔、八重姫という一人の姫がいた。ある日、貝の肉を食べたところ、不思議なことに娘はいつまでも若く、美しいまま年を取らなかった。娘は尼となり全国を巡り歩き、800歳まで生きたという。人々は彼女のことを八百比丘尼と呼んだ。

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足尾町の民話伝説
■孝行猿
猟師が山で道に迷い猿に助けてもらったお礼に末娘を猿の嫁にやる話

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二宮町の民話伝説
■宗光寺の鬼つめ
悪人が死に、野辺送りの途中、空から鬼が現れ死がいを奪おうとしたが、住職が鬼を撃退した。その時の爪が残る。
■高田山専修寺の夜祭り
上人が如来堂に入ったまま忽然と姿を消したため夜を徹して捜したが見つからず以来夜祭りとなった。

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茂木町の民話伝説
■お島田
3年間の約束でお島という娘が奉公に来た。地主は冗談に3段歩の苗取りを一番鶏が鳴かないうちに終わらせれば帰してやると話した。お島は一生懸命仕事をしたので終わりそうになった。地主は「コケコッコー」と鳴き真似をした。お島はそれを聞いて、ひょいと立ち上がったがそのまま田の中へ前かがみになって死んでしまったという。

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野木町の民話伝説
■ドウロクジン(道祖神)
丸林の五差路にドウロクジンがまつってある。丸林にはほかにヒノゴゼン(日の御前)弁天の3人の神様がいた。昔、ドウロクジンはいつも弁天様のところへ夜這いをしていたが、あきれた弁天様に丸い池の中に引き込まれてしまった。その時ヒノゴゼンに「1つくらいよいことをしろ」ととがめられ、それから道を教えたり足が痛いのを治すようになったという話

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大平町の民話伝説
■泣き地蔵
田植えの手伝いで馬の鼻取りをした男の子が大人でも途中で休むところを頑張り通した。その仕事を終わらせて、やっと朝食のおにぎりを食べ始めた。ところが悪いことに馬に蹴られて死んでしまった。家の者、近所の者が男の子が余りにもかわいそうだと1体のお地蔵さんを作り供養した。これが泣き地蔵。
■田植え地蔵
昔ある百姓が庄屋に「あそこの田植えを今日中に終わらせろ」と命じられた。とても1日で終わるような仕事ではなかった。そこへ見知らぬ子供が近づき手伝ってくれた。その田植えの速いこと。見る見るうちに終わってしまった。礼を言う間もなく子供は帰って行きお堂の中に入った。後を付けていった百姓がお堂の中を見ると地蔵の足が泥で汚れていた。この話を聞いた村人は田植え地蔵と呼ぶようになった

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藤岡町の民話伝説
■おゆわふち伝説
郷土の部屋地方は、昔、毎年のように水害に苦しめられていた。田畑が荒らされ多くの人々の水死が繰り返された。やがて村人から水害を防ぐために、若い娘を人柱にする風習が起こった。その人柱の一人がおゆわであった。何回かの河川改修で今はこのおゆわふちは姿を消しているが、大正7年おゆわ稲荷だけは部屋地区の帯刀研修館内に移転され、つい最近まで村人たちの手で香華が手向けられていた。

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栗山村の民話伝説
■鬼怒沼伝説
ある男が山へ働きに行くと、きれいなお姫様がいて3年も家に帰ってこなかったという話
■へっぴりじい
あるじいさんは殿様に屁をして褒美を頂いたが、まねをした別のじいさんは切られてしまう話

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