- ■小崎沼
昔々、おさき姫という美しい女性がいた。そのころ行田一帯は日照りで作物が枯れる寸前であった。そこで彼女は竜神を慰めようとみずから小崎沼に身投げした。すると雨が激しく降り、農民は救われ喜んだという話。
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- ■秩父神社のつなぎ竜
左甚五郎作の彫り物が田畑を荒らし回るので鎖でつないでしまった。
- ■子持石
仲の良い夫婦に子がなく、観音様のお告げにより子持石を毎日信心したところ男の子が授かったという話。
- ■きつね塚
秩父の外れに野ギツネが住み、近所の人を化かしたりいたずらをするので退治しキツネのお墓を造ったという。
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- ■河童のわび証文
いたずらをした河童が坊さんに諭されてわび証文を書いたという話
- ■トンボの宿り木
無理を言った殿様がいて、家来が捕まえたトンボの数が自分の年に足りないことに腹を立て、ケヤキに投げつけると、そこにエノキが生えた。すると殿様は口が利けなくなり無理を言えなくなったという話
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- ■顔振峠
昔、義経と弁慶がこの峠を通ったときあまりにも景色が美しいので顔を振り振り登ったので顔振峠(こうぶりとうげ)という話
- ■ナンジャモンジャの木
弘法大師が木の名前を問われて分からず「ナンジャロウか、どんなモンジャロウカ」と言ったのを村人が「ナンジャモンジャの木」と聞いたという話
- ■日和田山と多峰主山
ダイダラボウシという巨人がてんびん棒の両端に吊して持ってきて、置いていったのが今の日和田山と多峰主山(とうのすやま)だという話
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- ■手無し不動
夜、旅人を驚かせた大入道を退治したところ正体は不動様だったという話
- ■岩槻城と八幡様
八幡様が白髪の老人に姿を変えて敵襲を知らせたが、その際秘密の抜け道を敵に見つけられ落城した。
- ■寅御石
美人の寅に近隣の長者たちが競って求婚したため、断り切れずに自分の体を「なます」にして食べさせたことを悲しんで建てた供養塔の話
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- ■梅若塚
梅若丸は人買いにさらわれこの池で死ぬ。母は訪ねて来て死を知り鏡が池に身を投げたという話
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- ■ネネゴ
ネネゴといわれる場所の土手が切れ、赤ん坊を背負った女の人を人柱にしたため起こる悲話
- ■御墓山
南北朝時代の武将・新田義貞の建てたほこらや岩瀬河原の合戦をしのぶ話
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