西吉野村の民話伝説
■山岳戦のプロ集団
大峰山系を背後に控えた吉野山は山岳仏教、修験道の中心地。後醍醐天皇・大塔宮はじめ南朝方が討幕運動を展開できたのも皇室と深く結びついた吉野大衆(僧兵)や修験者(山伏)の協力のたまものであった。峻険な山道も彼らにとっては庭同然、まさに山岳戦のプロ集団であった。吉野以外でも金剛山伏と楠木正成、大山山伏と名和長年、白山山伏と新田義貞などの連携があったと言われる。

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野迫川村の民話伝説
■お辰の墓
昔、お辰という美人の所へ高野山の僧に身を変えた大蛇が通ってきた。お辰は身ごもり蛇の子を産んで死ぬという話
■野川の大弁財天女
弘法大師がみずから木に一尺八寸五分の弁財天女の尊像を一夜のうちに刻んだという

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下北山村の民話伝説
■明神池の由来
役の行者が笠捨で悪い大蛇をげたで踏んづけたところ3つに切れて胴がこの池になったという話

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上北山村の民話伝説
■伯母が峰の一本足
昔々、丹誠上人によって大台ヶ原山の魔物たちが牛石ヶ原の大石の下に封じ込められていたが、魔王だけ年に一度自由にして良いと許しが与えられていた。その日が12月20日でこの日、伯母が峰を越えると1つ目1本足の「1本タタラ」が出て人の生き血を吸うといわれている。

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川上村の民話伝説
■姥捨山
年を取って役に立たなくなったら山へ捨てるという話
■一本足
鉄砲に打たれ一本足になった化け物が湯浴びに来る伝説で毎年12月20日に鉄砲が汗をかくという話
■河太郎
かっぱの河太郎を助けたら毎日門口を掛けておいたビクに魚を入れていく話
■炭焼きと蛇
炭焼きに行ったとき蛇に追いかけられたり、蛇が嫁さんと子どもをくわえて出てきたという話

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