奈良市の民話伝説
■庚申さんと身代わり猿
庚申の日、三尺の虫が人の悪行を天を支配する天皇大帝に告げ口をする。身代わり猿は大帝の怒りを受けてくれるという話
■十三鐘と石子詰
昔、過ってシカを殺してしまった三作という少年がシカと一緒に石子詰に処せられた話
■不審ヶ辻の鬼
御所馬場の松浦という長者の家に忍び込んだ賊が捕まり殺された。この賊の霊が鬼になって出るという話
■お水取りと若狭井
若狭の国の神、猿敷明神が二月堂の下の大岩を2つに割り、若狭の水を香水とし、わき出させた話

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大和高田市の民話伝説
■八百屋お七
江戸のお七と同じストーリーが当地に伝わる
■不動院の鐘
不動院の鐘が大和郡山の寺院に売られたが、日夜高田をしのび鐘の音が聞こえてきたという話
■弘法井戸
弘法大師が施設した井戸と言われその水は枯れることがないという。

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大和郡山市の民話伝説
■嫁取り大蛇
修行者に恋した娘がその若者を追い、八条が淵で情念のために大蛇に身を変えた。以後花嫁行列が通ると大蛇が暴れる。
■植槻神社のタヌキ
植槻神社の森の前で若い女の出産をタヌキと知りながら助けた産婆さんのもとに、翌日どこからかコイが届けられたという話
■馬司
筒井村から菅田神社まで神様が御渡りのとき、馬100頭出して松の木につないでおいたことから、この村の名を馬司というようになった。
■洗い地蔵
池ノ内の男が目を患いなかなか治らなかったが、夢に見たお地蔵様をきれいに洗ってお祀りしたところ目が見えるようになったという話

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天理市の民話伝説
■弘法大師と2度なりクリ
伊勢参宮の折、クリの木を手でなでて呪文を唱えられ、それ以後、年に2回結実するクリが今も残る
■ジャンジャン火
竜王山十市城が敵の攻撃にあい、火の中で命を落としその恨みが城跡に残り、成仏できないままに火の玉となり、火に向かって声をかけると命を落としたり災難があると恐れられたという話

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桜井市の民話伝説
■おじゃり石
笠地区におじゃり石という珍しい自然に磨かれた碁石のような小さな石がたくさん出るところがあり、それを持って帰ると腹痛を起こすと言われている
■心見の池
笠地区にありこの池の底が奈良の猿沢池まで続いていて、この池にはまると猿沢池まで落ちると言われている
■蘇我入鹿の首
藤原鎌足のクーデターで蘇我入鹿が首を切られたとき、入鹿の首が吉野郡高見山まで飛んでいってから多武峰地方と高見村とは縁組みをしないと言われている
■雷おさえの石
池之内地区にあり、昔この石の下に雷を入れてから雷が落ちなくなったという話

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五條市の民話伝説
■竜のお寺草谷寺
田畑を荒らして村人達を困らせていた大竜をある若者が数珠を投げつけ退治した。竜は身を3つに切って死んだ。たたりを恐れた村人は寺を建てて弔った。これが今の草谷寺であるという。
■今弁慶野原助兵衛
大坂の陣で西軍に味方した、野原助兵衛という武勇に優れた五條出身の侍が鉄棒を使って奮戦している内に背後から鉄砲で撃たれ討ち死にしたという話
■侍乳(まっち)峠と大師さま
今から1200年も前、弘法大師が峠にさしかかると、赤子を泣かせ苦しんでいる母親に乳の出る薬を飲ませたところ、乳が出るようになり赤ちゃんも救われた。それ以来「乳の薬をやるから待て」から待乳峠と言われた
■地福寺の天つぼ
今から1300年前くらい前の天智天皇の時代日照りが続いたため役の小角という行者が金剛山の天ヶ滝で祈祷を始めたところ、竜宮の使いの者が来て1つの壺を置いていった。すると間もなく、一天にわかにかき曇り、雨が7日間も降り続いた。人々はお礼に「孔雀院」という寺を建てて感謝した。これが今の地福寺であるという。

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