- ■登鬼盛長者屋敷
高丸悪路の子登鬼盛の居城で財宝を貯えていたが、ここに霊泉があり太刀清水といったという話
- ■女護沼の主
沼の主となるはずのウナギを食べてしまった母から生まれた姫が沼の主になる物語
- ■八太郎伝承
東北のあちこちに住まいとなる潟を造ろうと企てた八郎太郎伝説の松尾村版の物語
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- ■姫神山と岩手山
昔、姫神山と岩手山は夫婦だったが岩手山は同棲を嫌がり姫神山を追い払おうと企てたが結果、現在の位置となったという話
- ■よろずの姫
よろず姫が大蛇被害の人身御供と決まり、ささげられたが姫の経文の結果、被害は治まり姫は御堂観音にまつられた。
- ■かっぱのわび証文
北上川にいたずらをするかっぱがいて、馬を川に引き込もうとしたが、逆に丘に引き上がられ人間に捕らえられ詫び状を書いたという話
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- ■南面の桜
志賀理和気神社の参道桜並木に樹齢700年の桜がある。桃香姫は「迎えに来る」と言い残して京へ戻った藤原頼之を慕い続けた。桜は姫の心を映し、今も南へ向かって見事な花を咲かせるという話
- ■峠の五右衛門
昔、九戸政実の家臣半田五右衛門は乱暴者だったが大蛇を退治した。やがて大地主となったという。今でも五右衛門岩という大きな岩が残る
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- ■和尚と小僧
ある山寺の和尚さんが何があっても一人で食べて小僧さんに食わせないでいたが、あるとき寺を留市にする際「食うと死ぬ」とだまして出かけた。小僧が湯飲みを壊したお詫びに死のうと思って食べたが死ねなかったと和尚さんに許しを願ったところ、その後は分けてくれるようになったという話
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- ■キツネとツブ
昔々、ツブが歩き方がのろいのを馬鹿にしていばっていたキツネがいて、ある時、この2匹が徒競走をやることになった。尋常では勝てないと考えたツブはスタートと同時にキツネの尾に捕まり、ゴールでキツネが後ろを向いたときに飛び降り「キツネどんおそいじゃないか。おらぁ一時も前に来ていたんだぜ」と笑い転げた。それからキツネはツブを馬鹿にしなくなったという話
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- ■首切り地蔵
250年ほど前、暮らしに困った人たちが藩の許可無くケヤキの名木を盗伐しその罪を一身に背負い打ち首になった孫作という人を供養した地蔵尊の話
- ■矢つくし沢
前九年の役で安倍貞任と源義家が激戦を繰り広げた地にある小河川で両軍とも矢が無くなるまで戦ったところと言われる話
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- ■およね伝説
凶作が重なり南部藩に対して年貢が納められなくなり村一番の器量よしといわれたおよねという娘が人身御供となり藩公へ輿入れし村の危機を救ったという悲話
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- ■千貫おいし
千貫石堤完成のため人柱として銭1000貫で「おいし」という娘を買い、牛と一緒にいけにえにしたという悲しい話
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