- ■狐禅寺舞台伝説
藤原秀衡にまつわる化けキツネ伝説で人々を悩ます化けキツネ退治とたたり、その供養に関する話
- ■天狗にさらわれたお婆さん
厳美の滝の上にいたお婆さんが台風の時、巻上がられ3年目の台風の日に再び現れたという話
- ■甘ワラビ
萩荘の甘蕨地名の起こりに関する話で貧しい夫婦の所に旅の坊さんが訪れ一泊をさせてもらった後に甘いワラビが生えたという。
- ■大すみの長者と小松姫
大すみの長者を慕う小松姫の物語。小松姫の身投げの場所は長者滝のそばにある思いの松であるという話
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- ■千把萓
矢作町の今泉街道沿いにある男岩と呼ばれる巨岩の伝説で、性悪な女が先妻の子と自分の子を岩の上から投げ落とし遺産を相続させようと画策したが、我が子を失い自害したという話
- ■米が崎
米崎町の米ヶ崎にあった小さい城の話で、この城を攻めようと伊達政宗の軍船が押し寄せたとき、城兵の食糧の米を城の高いところから落とし、断崖の滝のように見せかけ上陸を断念させ退却させたという話
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- ■キツネとシウリガイ
潮干狩りにきたキツネがシウリガイに手を挟まれ、許しを請うという話
- ■旅人とツバキ
旅の夫婦が双子の女の子を産み、難儀をしているのを助けた猟師の家が栄えるようになったという話
- ■かっぱの証文
悪さをして喜んでいたかっぱが馬方に捕らえられて許しを請い、誓いの証文を残した話で現在もこの証文が残っている
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- ■義経北行伝説
平泉から逃れ、市内を北上したという伝説があり、義経のものとされる笈(きゅう)・経文・太刀などが残されている
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- ■ざしきわらし
金田一温泉にざしきわらしが出るという旅館がある。5〜6歳の子どもの精霊で旧家に住み家運をもたらすといわれている。
- ■明神ヶ淵
男神と女神は恋仲であったが男神は容姿の美しい朝日観音に心変わりしたため、女神は大蛇に変身し馬淵川に身を投じ明神ヶ淵の主となった。日暮れともなれば妙齢の美女に身を変え里人に恐れられていたという。
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- ■北上山御堂観音
天喜5年源頼義・義家父子が前九年の後の際観音の霊験によって清水を得、大勝したので感謝のため一宇を建立した。この清水は弓弭(ゆはず)の清水と名付けられ、北上川の源流となり御堂村の名も生まれたと言われる
- ■弓弭(ゆはず)の清水
源義家が東征の折、炎天下に兵馬が苦しむのを見るに忍びず、観音に祈念し矢尻で岩をうがったところ清水が湧き出て、兵馬が元気を回復。後ことごとく勝利を得たという。この泉は北上川となり宮城県石巻で太平洋に注ぐ。
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- ■春子谷地
春子という美人が逢の沢の谷地の主と恋に落ち、父母のいさめも聞かず恋人の誘うまま沼に入り主となる。
- ■岩手の三山
岩手山は妻として姫神(山)をめとったが、やがて姫神(山)に飽き足らなくなった。岩手山は早池峯(山)に心曳かれるようになり、オクリセン(山)に姫神を目の届かぬところに送るように命じたが、翌朝目を覚ますと、まだ目の前に姫神がいた。それを見た岩手山は怒り狂い火を噴いて暴れ回ったという
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