- ■おイイ流れ
白山比盗_社の御造営工事に従事していた職人たちが、おイイという女の茶屋に入り浸り工事を遅らせたため、神罰が大雨となって現れた。おイイは濁流に飲まれ大蛇と化した。この事件から姫ヶ清水の名称が付けられた。
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- ■白山と富士山の背比べ
どちらの山が高いかという話
- ■久保の武者谷
武者谷だけが集落からポツンと離れており娘の嫁入りの時引き出物としたための飛び地だという話
- ■吉野との境
吉岡と吉野で村境のことで争いがあった。その為、両村から朝早く歩きだし、出くわしたところを境にしようと言うことになったが、吉岡側が寝坊したため村境が吉岡側に食い込んだという話
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- ■おやどの島の話
前田利家が末森の戦いのため津幡城へはいると老婆がつきうす、きね、つきぐりを差し上げて戦いの幸運を祝った。利家はその機転に感心して何か望みがないかと尋ねたところ、土地が欲しいと答えた。そこで走れるだけ走れと、走れたところまでの土地を与え、その子を御旅屋守にした。
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- ■がめ市と山犬
酒飲み市が山犬を助けた。山犬の恩返しの話
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- ■応現寺の太子像
約400年前、能登一ノ宮沖合で漁師五郎兵衛がタイの網を引いていたが、その夜に限ってまったくの不漁であった。夜明け近く最後の網を引いたところキラキラ光るものがあった。それは仏像であった。信心深い五郎兵衛の舟の道だけが鏡のように穏やかになり、無事に戻ることが出来た。その夜、応現寺に納めるよう夢のお告げがあり、そのお告げに従って応現寺に納めた。これが応現寺の聖徳太子像である。
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- ■おたきの不動尊
願い事を叶えてくれるという不動様の境内に高さ3mの滝があり、おたきの水という。万病に効くという霊水で瓶を持ってくる人や滝に打たれる人が絶えない。
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- ■カメの湯
昔、河北潟のなかに湧き水があり傷ついたカメがそこに集まって傷を治した。この湧き水をカメの湯と呼んだ。
- ■てんぐ松
昔、子どもが神隠しにあった時、西荒屋にあるてんぐ松の洞穴に「サバ食ったアンカや」と呼ぶと子どもが無事に戻ったという話
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- ■千浦の又次
ダラなあんさ。主人から薬を買ってくるように言われ、「薬、薬」とつぶやきながら出かけたが、途中で金物屋の前を通りかかったところ「やすり」に目がいき、誤って「やすり」を買っていき主人にしかられる。しかし、薬とやすりはひとすり違いと笑い飛ばす。
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