蓬田村の民話伝説
■玉松内のキツネとムジナ
キツネとムジナを逆にだまして得をした友助の話
■鬼神のお松
美人のお松という強盗の話
■かっぱと久慈重次郎
広瀬川に住むかっぱと命の恩人重次郎との約束以来、かっぱがおぼれた人の命を取らなくなったという話

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三厩村の民話伝説
■勘兵衛梨
青森の代表的果実はリンゴであるが、昔、三厩では勘兵衛という人が梨を作り江戸の殿様に献上したところ美味なものと言うことで梨が作られた。
■義経伝説
岩手県の衣川で討たれたのは身代わりで本当の義経は北へ逃げ延び三厩からエゾ、今の北海道に渡ったという話
■義経寺の秘仏
一人の仏師が三厩の地を訪れ厩石の岩上に不思議な光を見つけなんと義経が祈願した観音像で新たに観音木像を刻み、その胎内に義経の観音像を納め、観音堂を建立した。この円空仏は海の守り神として信仰されている。

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木造町の民話伝説
■わだしとじいさま
京から来た嫁が隣のじいさまを訪ねて帰るとき、餅を焼いたわだし(焼き網)が草履にくっついたのを知らないで帰ろうとした為、じいさまは「わだしついて行く」と叫んだ。嫁はじいさまについてこられては困るので駆け出したが焼き網が無くては困るので、じいさまは取り返そうと追いかけた話
■出来島のうば捨て伝説
昔、出来島に弁天崎と言う小さな島のような岬があり、長浜村の人たちは口減らしのため、そこに老人を捨てに行ったという。そのゆえ、人々はその場所を鬼の出る島、出鬼島と呼び、普段は近づかなかったという話

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岩崎村の民話伝説
■森山館落城悲話
慶長年間、津軽藩に仕えていた小野茶右衛門は藩の跡目騒動に巻き込まれ謀殺された。その娘千鶴姫と五島久三は恋仲であったが、騒動の渦中に心中する。この二人の悲恋物語は村人に伝承され後世2人が自刃したとされる岩は「姫岩」と名付けられ、岩近くのトンネル開削時には多数のかんざしが発見された。茶右衛門は海賊行為を働いたとされるが、はるかなる八幡船への夢は汚名によって少しも汚されるものではなかった。

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車力村の民話伝説
■田光沼黒竜の話
昔、十三潟に5匹の竜が住んでいた。住み場所を争って時々けんかになった。そのたびに大地震が起こり十三町ばかりか周りの村々も大きな被害を受けたので美しい娘を嫁にやることにした。5匹の竜は争って結婚を申し込んだ。娘はそのなかの黒竜を選んだため他の4匹は怒って十三潟に大波を起こし十三浜を埋めてしまった。浅くなった十三潟に住めなくなった4匹の竜はどこかに移り、黒竜は田光沼で娘と仲良く暮らすようになったという話

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岩木町の民話伝説
■津軽の神いくさ
安寿と厨子王が帰郷し、安寿が津軽の大領主、厨子王が小栗山の小領主となり不仲になる過程を記した話
■岩木山登山道と常海橋の長六
長六が素手で大木を引き抜き登山道を造り、力持ちで評判になったという話
■岩木山赤倉の仙人
神隠しにあい鬼界に入り年齢を超え、死のない仙人たちが深秘境赤倉に住み、俗界で起こす事件の数々の話

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藤崎町の民話伝説
■赤沼
坂上田村麻呂が遠征の途中、ある沼のほとりにさしかかったところ沼の底から呼び止めた者があった。それはえぞの首領高丸の悪霊の恨みの声だった。田村麻呂は剣を抜いて沼の水を切ると水はたちまち血の色に染まり、その沼は「赤沼」と呼ばれるようになった。
■唐糸御前
鎌倉時代5代将軍執権北条時頼公の寵愛を受けた姫がいた。名を「唐糸御前」といい、幸せに暮らしていたが、いつしか奥方にねたまれひそかにやかたを逃れ、藤崎の地に落ち着いたが、月日がたって時頼公が東北へ来ると聞いて容色衰えた自分を見せられないと近くの沼に身を投げたという話

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