青森市の民話伝説
■うとう伝説
1500年ほど前、善知鳥中納言安方がこの地に流され無念の死を迎えたがその魂が「ウトウ」の鳥になって海に群れたという話
■オヤス伝説
坂上田村麻呂がえぞ征伐で津軽に来たとき、雲谷にはえぞの女首領阿屋須(おやす)と弟の屯慶がいて田村麻呂に激しく抵抗した。田村麻呂はわら人形を作りはやしておびき出してようやく強靱なえぞを平定したという話

戻る↑

弘前市の民話伝説
■鬼神社
飢饉の時に鬼が水を引き農民を救ってくれた。今でも鬼を善として祀っている(鬼沢地区)

戻る↑

八戸市の民話伝説
■義経伝説
奥州平泉で自害して果てたのは実は身代わりの者で、義経は密かに平泉を脱出し八戸に海からたどり着いていた。白銀海岸の台地に残る源氏囲内(げんじかこいない)の地名は義経の居所だった跡だという。また義経は家来の坂橋長治という者を八戸に先行させておき、坂橋家に迎えられたが、鎌倉勢の追っ手が迫ると土地の人々にこれ以上の迷惑はかけられないと北を目指して八戸を立ち去っていったともいう。同行していた奥方(久我大臣の娘)が当地で亡くなり葬った場所が今に残る「おがみ神社」であるという話

戻る↑

十和田市の民話伝説
■湯の沢のツル
昔、藤島の東方の湯の沢にツルの湯という温泉宿があり大変繁盛していた。それをねたむ者に襲われ死んでいった湯主の恨みを晴らす民話
■千歳森のおせん
元町の西方にある千歳森は三本木稲荷神社のあったところで、ここに三本木平で一番名をはせたキツネおせんが住みかにしていたさまざまな話が残る

戻る↑

三沢市の民話伝説
■小川原湖伝説
昔、京の公卿中納言通忠が流浪の旅に出たまま帰らないので、娘の玉代姫と勝世姫が父を捜しに出かけた。ある日、姉の玉代姫が「父が小川原湖の主になっている」と聞き悲しみのあまり沼に身を投じた。その後、妹の勝世姫も父の亡霊に誘われて入水した。以来村人は小川原湖の大沼を妹沼、小沼を姉沼と呼ぶようになったという話

戻る↑

平内町の民話伝説
■ねぶた伝説
延暦年間に大丈丸という首領をえぞ大将軍坂上田村麻呂が部下に討ち取りを命じた際、ネブタを船に乗せたという話
■白鳥伝説
天平年間に南部と津軽藩の戦いの時、雷電宮に戦勝を祈ったところ数千羽のハクチョウが集まり、そのうわさを聞いた南部藩はほうほうの体で逃げ帰ったという。
■椿山伝説
越前の嘉平という商人がこの地の娘と親しくなり、その娘が死んだときに持ち帰った3本のツバキを植えたのが始まり。

戻る↑

今別町の民話伝説
■与茂内川の由来
その昔、弘法大師が東北巡歴の際、サケを取っていた漁師に食わせてくれと頼んだが、むげに断られたので「この川に今後サケは上がるべからず」と書いた紙片を投げ入れた。それからサケはこの川に1本も上がらなくなり「用もない川」即ち「与茂内川」とこの地の人は呼ぶようになった。

戻る↑