北海道留萌支庁苫前郡 【いわれ】従来、アイヌ語シュサンペツ(小さい沢にある川の意)から転化したものといわれる。 【シンボル】花(ツツジ)、木(ナナカマド) 鳥(なし) 【観光】みさき台公園(キャンプ場や遊具なども整備。夕日の美しい日本海の眺望がいい。) 東山樹園(有明ダムの湖岸にあり、春にはツツジや桜が開花) 村営スキー場 村営しょさんべつ天文台(全道一の口径65cmの望遠鏡を有する。平成元年7月10日開設) 岬センター(浴場にはサウナも設置されている) バンガロー(日本海を一望できるきのこ型のバンガロー。5棟) 初山別村郷土資料館(初山別村の歴史に関する資料を展示) 獅子舞で村おこし 岬祭り(初山別村の代表的なイベント。 実施日:8月第1日曜日) 【名産】酢だこ(新鮮な原料と適度な煮あげにより歯触り抜群) たこ珍味(新鮮なタコを味付けくん製にした逸品) 【ニュース】1995.10.14-朝日新聞「天声人語」より(北海道の初山別村は、日本海に面した半農半漁の土地だ。 人口1950。空気が澄んでいて夜空が美しい。ここの村役場が、かつての超人気漫画「巨人の星」 に出てくる「巨人の星」は、こいぬ座の一番明るい星プロキオンであることを突き止めた。 話はこうだ。村には道内最大級の天体望遠鏡を備えた「村営天文台」があり、一般に開放されている。 が、それだけでは面白くないと今年(1995)4月1日、エープリルフールの日、「マイ・スターズ・システム」 なる事業を始めた。この望遠で見られる星は約一億。 そのうち、名前の付いている星は約5000しかない。ならば、名無しの星に自分の好きな名前を勝手に 付けてもらい、自分の星にしてもらおう、という計画である。 全国、全世界どなたでも結構。登録などいっさいは、役場が必要経費5000円也で担当し、自分の星を見たく なれば、村営天文台にお越しいただく。 七夕の日に本格始動。これまでに384件が登録された。その過程で「巨人の星」問題が持ち上がる。 星に勝手に名前を付けた先駆者は、漫画に登場する「星一徹」であることに、村の担当者が気が付いたのだ という。34才の彼はもちろん、この作品埋没して育った世代。全11巻の中に夜空を指して「あれが巨人の星だ」 などという場面が16回出てくるのだそうだ。 その星を特定する「小委員会」が役場につくられた(メンバーは彼だけ)。 漫画をつぶさに分析し、3ヶ月かかってついにプロキオンを割り出す。その苦闘の跡は40数ページにわたる 大判のリポートに詳しいが「全11巻を勤務時間中、一心不乱に熟読した」などと、ひどく楽しそうである。 こういう「ぶっとんだ」事業をしている市町村、民間団体は国内にはないとリポートは誇らしげだ。 村営天文台で星を見たくなった。) --------------------------------------------------------------------------------------------- 【名称】初山別村郷土館 【住所】北海道苫前郡初山別村字初山別 【電話】01646−7−2136 【交通】 【開館】9:00〜16:30(要予約) 【概要】昭和57年(1982)に開館 --------------------------------------------------------------------------------------------- |