北海道後志支庁古宇郡
【いわれ】「とまり」の語源は,アイヌ語の「ヘモイトマリ」で「ヘモイ」は「鱒(ます)」「トマリ」は「入江」,即ち「鱒の寄せる入江」という意味に由来する。
【シンボル】なし
【日本一】縄文真珠(茶津貝塚から出土した日本最古の加工天然真珠)
【観光】カブト岬の日本海の夕日(古来カムイレシパ(神の岬)として神聖視された岬)
    断崖,奇岩,絶壁のカブトライン
    モントゴメリーの鐘(明治16年青森県小田野沢海岸付近で遭難したモントゴメリーシャー号(日本郵船が購入,日本名「秋津州丸」)の船鐘で,明治41年茅沼付近の海中から引き揚げられ,泊小学校に寄贈された)
    にしん御殿(泊村郷土館。ニシン景気に沸いた当時の生活がそっくり保存展示。 建物はにしん番屋として明治27年に網元の川村慶次郎が建てたもの展示品は当村の漁具,生活用具,写真など450点余り)
    泊稲荷神社(文久2年,くさび止めで組み立てられた総けやき彫刻)
    茅沼炭鉱(安政3年(1856年)に発見された北海道最古の炭鉱)
    ライマンの肉貯蔵庫(明治6年,アメリカ人鉱山技師ベンジャミンSライマンが掘らせた天然の冷蔵庫)
    盃温泉郷(国民保養温泉地)
    カブト千畳敷岩(有名な海釣りの名所。春はホッケ夏はガヤ,秋はソイ,冬はカジカ)
    原子力PRセンター・とまりん館(25分の1の発電所の模型,泊発電所の紹介)
    群来(くき)祭り(昔のニシンが大群で集来するようにあやかって,千客万来を図る祭り。群来踊り,沖場音頭,打ち上げ花火など)
【名産】純粋あまづけうに
    イカの沖漬け
    七面鳥くん製
    スケトウダラの白干し・みりん干し
    浜ラーメン(ヒルガイ,イカ,ワカメなどの磯の香りたっぷりの味)
    浦島太郎膳(アワビ,ウニを中心とした海の幸盛りだくさんの名物美味づくし)
【発祥】にしん漁(慶長6年(1601年)漁場開拓国両浜組が編成され,アイヌ人に混じってニシン漁が始められた)
    炭鉱(北海道で最初に炭鉱が発見されたのが当村の茅沼地区で安政3年(1856年)1人の漁夫がたまたま通りかかった沢道で,黒い塊を拾ったことから炭鉱発見につながった。函館奉行や徳川幕府が調査員を派遣して駐在させた)
    天然冷蔵庫(茅沼炭鉱の調査に来たアメリカ技師ベンジャミンSライマンが滞在中,食肉を貯蔵する必要から炭鉱近くの北向きの斜面の岩に掘らせたもの。広さは3.3uくらいだが約100年の歴史がある)