山梨県北都留郡
【いわれ】古文書の残存に乏しく定かではないが、一般的には室町時代に始まり、文禄検地により隣村と分かれて丹波山村となったとされており、多摩がなまって丹波となったといわれている。
【シンボル】花(イワツツジ)、木(ブナ) 鳥(コマドリ)
   
【日本一】村の林野率97%、村は山、また山
【観光】
    丹波渓谷(国道411号沿線に見られる四季折々の変化が美しい)
    青岩鍾乳洞(県の自然記念物に指定されている。関東一の規模を誇り、石じゅんや石柱が生成過程にあり、学術的にも貴重なものとなっている)
    小峰山水源公園(ローラー滑り台)
    飛龍山禿岩からの眺望(南アルプス、富士、奥秩父を一望)
    全村が水源公園(村全体が自然に恵まれた自然公園)
    水車小屋とやまびこ庵(水車とそば粉を引き、そば作りの実演を行い昔ながらの手打ちそばを食べる)
    丹波渓谷で奏でる「カジカガエル」の鳴き声音風景
    やまびこ橋のメロディー(まるで渓流から湧き出るように、釣り橋を渡るとメロディーが流れる)
    夏祭り丹波(水をテーマにしたイベント。神輿の川渡り、カヌー体験、鱒のつかみ取り、歌謡ショー、花火など。実施日7月最終日曜日)
    お松引き(正月の門松を古代の運搬具といわれるシュラ(修羅と呼ばれるY字型の木ゾリ)に乗せて道祖神まで木遣りの掛け声で引いていく。実施日1月7日)
    門ん道神(各家庭の入口にカツの木で作ったものを飾る。実施日1月13から16日)
    祇園祭(熊野神社を中心にして川上神社、大六天、子の神社にささら獅子を奉納。実施日7月15日前後の日曜日)
    ささら獅子(7月の祇園祭に五穀豊穣を祈願して奉納される獅子舞で、獅子3頭と4人の花笠、2人の白刃が一組になって笛や太鼓のお囃子と供に村中を練り歩く)
    東洋美術民俗資料館(私立。古文書や日本画、書など)    
   
    郷土民俗資料館(生活模型コーナー、年中行事や土地に生息する動物を紹介するコーナーなど郷土の歴史資料を展示。電話0428-88-0170)
    のめこい湯(「のめこい」とは方言で「ツルツル」「スベスベ」という誉め言葉。村営・丹波山温泉。青梅街道沿いにある多摩川源流の名湯。毎分160リットルの湧出する源泉は神経痛、筋肉痛、冷え性、疲労回復に効能があり、単純硫黄泉(アルカリ性低張性高温泉)で泉温43.3°C、アルカリ濃度PH9.6のお肌ツルツツ、すべすべになる美肌効果抜群の温泉。電話0428-88-0026)
    おいらん堂(武田信玄公の時代の黒川金山。武田家滅亡の時に金山の秘密が漏れるのを防ぐために55人の遊女を滝つぼに落とした悲話が残る)
    農産物直売所(野菜、手作りの唐辛子、味噌、こんにゃく、木工品、竹細工、草木染めなど)
    村営つり場(河川の一部を40あまりの淵に区切ったところにニジマスが放流され釣りやバーベキューが楽しめる)
    ローラー滑り台(長さ247mの巨大滑り台。小峰山の頂上に築かれた冒険丹波山城を出発点に42mの山稜を約2分30秒で滑り下る。)
    自然散策路(自然に触れながら体感出来る)
    雄滝・雌滝(多摩川源流に位置する2段からなる滝で上を雄滝、下を雌滝という)
    青梅街道の宿場町
    薬師如来像および厨子(法興寺)
    新緑に先駆けて岩場にかれに咲くミツバツツジ(3月下旬)
    丹波天平のわらび狩り(5月中旬)
    きのこ狩り(舞茸など。9月中旬)
    刀刃尾根の紅葉(11月初旬)
    飛龍山頂のシャクナゲ群生
    お盆(仏壇に精霊棚を作り仏をまつる。また盆の間の3日間先祖の墓前にて松の根(ヒデ)を燃やし供養する風習)
【名産】
    ワサビ漬け(栽培に適した水質により品質がよい)
    手打ちそば(昔からの素朴な郷土食として家庭的な味がする)
    こんにゃく(生で刺身こんにゃくとして食する)
    ヤマメ(清流での生産により身が締まっている)
    草木染めの製品(野山の草木の自然色を生かした織物製品)
    五味みそ(田舎風の山菜などを加工したこうじみそ)