静岡県
【いわれ】西暦491年5月に突然海岸に温泉が噴き出して熱湯が海に流れ込み、海面一帯に白く湯気を上げ土地の人がこの地を「熱っ海が崎」と呼び、次第に「熱海」と呼ばれるようになったと言われる。
【シンボル】花(梅)、木(熱海桜)、鳥(カモメ)
【日本一】熱海梅園の早咲きの梅
     市街電話(明治22年にわが国で初めて市街通話ができた)
     旅館、保養所、民宿など宿泊施設593軒
【観光】
    熱海温泉(源泉513本。約1500年前仁賢天皇の時代に海中から熱湯がわき出して海が熱くなったところからその名が付いたとも言われる)
    熱海温泉ウォーキング(実施日10月19日)
    熱海ナイトクルーズ(100万ドルの夜景を海上から楽しむ。実施日9月1日から10月31日)
    伊豆湯河原温泉(神奈川県の県境に位置し千歳川の右岸に広がる)
    網代温泉(網代港周辺に広がる温泉地) 
    大湯間歇泉(温泉街のほぼ中央にあり人工的に5分おきに約3分間熱湯を吹き上げる)
    熱海梅園(熱海に春を告げる日本一の早咲きの梅860本が12月頃から咲き始める。)
    梅祭り(一足早い春を告げる熱海梅園で春の彩りいっぱいの紅や白やピンクの花の下で多彩な催し物が華やかに行われる。実施日1月11日から3月16日) 
    もみじまつり(日本一遅いとして知られる熱海梅園の紅葉。11月下旬から12月上旬にかけて熱海を鮮やかな秋色に彩る。)
    お宮の松(熱海の名を世に知らせた尾崎紅葉の「金色夜叉」の舞台として知られ、主人公の貫一とお宮が別れたところ。お宮の松の隣には追いすがるお宮を蹴る貫一の「貫一お宮の像」がある)
    尾崎紅葉祭・紅葉筆塚祭(熱海を全国的に有名にした紅葉の小説「金色夜叉」の名場面、貫一、お宮の泣き別れのシーンを熱海芸妓が熱演。大正ロマンの世界を再現。お宮の松・志ほみや旅館前。実施日1月17日)
    逍遥忌記念祭(大正9年から昭和10年2月28日没するまで水口町の双柿舎に住みシェークスピア全集の完訳をした坪内逍遥を偲ぶ。実施日2月28日)
    熱海ハーブ&ガーデンニューアカオ(日本庭園、子供広場、ハーブガーデンなど)
    熱海後楽園(総合レジャーランド) 
    熱海博物館村・ふしぎな町一丁目(館内は10のコーナーに分かれ、「昭和30年代の町」「昭和ストリートファッション流行博物館」「学校の怪談」「大東京名所案内」などノスタルジックなスポット)
    錦ケ浦(数十mに及ぶ断崖の下に奇岩、怪石が連立、美しい景観)
    姫の沢公園(相模湾を見渡す108万kuの広大な花の園で、桜の園、ツツジの園、アジサイの園、シャクナゲ温室、芝生広場など、他にアスレチック、ハイキングコースも)
    万葉公園(千歳川のほとりに万葉集に詠われた90種近くの植物が植裁されている公園)
    MOA美術館(国宝3点ほかの所蔵品、200mの大エスカレーター、オーロラサウンド、黄金の茶室、能楽堂、一白庵など)
    熱海サンビーチ(町のど真ん中にある,青い海と波静かな人口海水浴場)
    沢田政廣記念館(熱海市出身の芸術家で、代表作品を集めた記念館)
    夜景(「東洋のナポリ」とたたえらえる夜景)
    初島(沖合10kmに浮かぶ周囲4kmの小さな島で海水大プール、植物園などを整備した初島バケーションランドがある)
    海上花火大会(夏の熱海の夜を華麗に彩る大イベント。三方を山に囲まれているために離岸堤より打ち上げられる花火の音が幾重にも響き渡る。実施日7月23日頃と8月3日頃)
    アタミ市民会場花火大会(11月23日、スターマインや単発花火を間断なく打ち上げて冬の夜空を彩るイベント。フィナーレの大空中ナイヤガラは必見。JR熱海駅から15分の熱海湾で)
    山車コンクール(各町内が練りに練ったアイデアで木彫り、装飾山車を造る伊豆最大の祭り。実施日7月15日から16日)
    オールコックフェスティバル(幕末、熱海に滞在した初代英国公使と大湯間歇泉の熱湯を浴びて死んだ愛犬トビーを偲ぶ。本市を初めて訪れた外国人と村人との触れ合いを原点に「もてなしの心」を育てる祭り。親水公園。実施日10月中旬)
    波の音風景(錦ヶ浦の絶壁、海水浴場の砂浜、磯釣り客を楽しませる磯といろいろな顔を持つ海岸線に打ち寄せる波の音)
    糸川・初川遊歩道
    中秋の名月伊豆山歌会(将軍であり歌人であった悲運の実朝。十五夜の夜に源実朝を偲び日本を代表する歌人による歌会や優美な神子舞や古式豊かな実朝の舞いが奉納される。伊豆山神社。実施日9月21日)
    献湯祭・湯汲み道中(徳川四代将軍家綱の頃から熱海の温泉を江戸城へ送るようになった。当時の模様を再現したのが献湯祭と湯汲み道中。湯前神社。実施日10月5日から6日)
    網代ひものまつり(ひもの銀座とも呼ばれる網代のひものが一堂に介して展示即売。網代駅前。実施日12月14日)
    わかめまつり(早春の海から水揚げされた生わかめを始め乾燥わかめ、メカブ、アジの干物などを販売。長浜海岸(下多賀海岸公園横)実施日3月1日から2日)
    湯らっくすマラソン(相模湾から吹き寄せる早春の潮風を浴び、熱海のビーチラインを走る。熱海サンビーチ。実施日3月9日)
    イタリア・サンレモ大収穫祭(カンツォーネの音楽とワインなどイタリアの雰囲気を楽しめる。渚親水公園で。実施日9月21日から23日)
    来宮神社例大祭(行列の間からてんぐの面に高げたの猿田彦神が群衆に「麦こがし」をまきながら歩く。こがしは夏病の厄除けとされている。実施日7月15日〜16日)
    伊豆山神社例大祭(春は花のトンネルをなして桜の名所となり大祭を行う。実施日4月14日〜16日)
    伊豆山温泉(熱海の奥座敷とも言われる)
    今宮神社例大祭(社伝獅子神楽が奉納される。他に正月と節分にもお祭りがある。実施日10月19〜20日)
    湯前神社献湯祭(神前に元湯の温泉を献湯して浴客の健康安全を祈り,あわせて江戸城へ温泉を献湯した往古をしのんで古式に則り「湯くみ道中」を行う。実施日2月9から10日,10月9〜10日)
    走湯温泉跡(伊豆山神社の624段の階段を下る途中にあり、養老年間(730年ころ)に発見された日本三大古泉のひとつ。洞穴から熱湯が噴き出す)
    来宮神社鹿島踊り 
    来宮神社の大クスノキ(奈良時代の和銅3年(710)創建の神社で禁酒の神として知られ、境内に根回りが15.65m,日本一の巨木,推定樹齢2000年。国指定天然記念物)
    長谷寺(網代トンネルを抜けたところにあり、境内の三十三観世音菩薩は海の安全と豊漁を祀る)
    澤田政廣記念館(熱海出身の彫刻家。木彫品を中心に作品を展示)
    中山晋平記念館(「東京行進曲」などの大正昭和初期の作曲家。ピアノ、楽譜、レコードなどの遺品を展示)
    伊豆山郷資料館
    サンクリノ美術館(アール・ヌーボーの代表的なガラス作家エミーレ・ガレの作品)
    和の人形館(1998年7月21日開館。郷土玩具収集家のコレクションで歌舞伎人形、木目込人形、土人形、紙粘土人形、紙人形など約5000点を展示)
    坪内逍遥歌碑
    尾崎紅葉句碑と筆塚
    金色夜叉の碑(宮に似たうしろ姿や春の月)
    丹那隧道殉職碑
    源実朝歌碑
    松尾芭蕉句碑
    富岡蘇峰碑
    三味線塚
    鹿島踊り(来宮、多賀、下多賀、阿治古、初木の5神社。踊り手は元来青年男子を主体に青年男子の集落社会に1個の生活圏をもつために行われる儀式の芸能行事)
    水浴び式(下多賀神社。前年結婚した男子が新婚家庭の繁栄を祈念し祝福される行事)
    日金山(朝日奈弥太郎が徳川家康の命令で旅する途中、日金山の地蔵峠の前で娘を待つ大男に出会った。夜道を急ぐと大勢の人がその娘の通夜をしており、大男が地獄の鬼であった気がつく。今でも霊は必ず日金山に昇ると信じられている)
    麦こがし(昔、大木の木の根が漁師の網にかかり陸に揚げ「麦こがし」を供えた。すると夢の中で「クスノキのある所に社を造りまつり、村人を守ろう」というお告げがあった。これが来の宮神社で、お祭りには「麦こがし」をまくのはこれが由来)
【名産】くすのき細工(木目の美しさ、芳香、防虫効果のある手作り工芸品,婚礼家具をはじめ、大きな家具から名刺入れなどの小さな日常品に至るまで豊富なクスノキを原料とした価値あるもの)
    温泉まんじゅう
    干物(地元網代漁港で取れる「ウマズラハギ」、「アジ」、「カマス」など四季それぞれのものを天日干しする)
    七尾たくあん・初島たくあん(味、香り、歯ごたえがよい)
【発祥】日本初の市外電話(日本で初めて公衆用市外通話が行われ,「市外電話創始の地」の碑と初期の電話ボックスが復元されている)