福井県 【トピック】2005/10/01 武生市と今立郡今立町が合併して誕生 ------------ 旧武生市のデータ -------------- 【いわれ】江戸時代末期までは、府中と呼ばれた。「武生」の呼び名は、古代の歌謡「催馬楽」に「道の口武生の国府に我はありと親に申したべ心あひの風さきむだちや」と謡われ、ここから取ったとされている。 【シンボル】花(菊)、木(竹)、鳥(なし) 【日本一】タイヤ交換機(シェアの90%) 白山スイカ(値段も高いが味、糖度ともに日本一) 越前打刃物(1本1本、職人の手で鍛え、切れ味は日本一) 機織りの技術を生かした製品(木製バット、ゴルフ製品、ゲートボール用品) スポーツウエア 【観光】 たけふ菊人形(平成3年で40回を迎えた菊の祭典。約8000鉢が集まる菊花展や菊人形館) 文化財と社寺(歴史の町武生、市内には300を超える社寺がある) 緑と自然の村(自然林を生かした広大な施設でテニスなども楽しめる) 亳摂寺(ごうしょうじ。真宗出雲路派本山で皇室から下賜された寺宝多数) 引接寺(いんじょうじ。朝倉氏時代の石仏群が残る古刹) ふるさとをしのぶ散歩道(紫式部公園の南北に伸びる歩道。越前ガワラのタイルを敷き詰め、松並木を配す。源氏香のマークを埋め込んである) 紫式部公園(東千福町にあり、全国で唯一の紫式部立像と平安調庭園) 城福寺庭園(江戸時代中期(元禄年間)の作で借景築山式蓬莱枯山水庭園。福井藩主ゆかりの国指定名勝) 緑と自然の村(安養寺町にあり、自然の山を最大限に生かした施設) 越前の里味真野苑(味真野は歴史のふるさと。万葉集に登場する植物を集めた万葉植物園、ボタン園、蓮池がある) 旧谷口家住宅(横市町から味真野苑内に移築復元された19世紀前半角屋造り民家。国指定重要文化財) 大塩八幡宮(室町時代の891年創建の武将の崇敬を集めた古社。国指定重要文化財) 金華山やまぼうし高原(キャンプ場や温泉などが整備されたレジャースポット) 万葉菊花園(フラワーパーク。花時計もある) 馬借街道(武生市と河野村を結ぶ中世から栄えた物資輸送路の面影が残る) 越前打刃物の昇竜(14種類の鎌と2955丁の包丁からなる高さ1.8m長さ2.6mのオブジェでJR武生駅前にある) 武生市越前の里郷土資料館(昭和49年に開館。越前の里の歴史,考古,民俗資料) 打ち刃物を鍛えるために打つハンマーの音風景 白山スイカ選果場の音風景 源氏物語アカデミー たけふ夏祭り(花火大会など。実施日8月13日から15日) 五皇神社ほうき祭り(拝殿への階段をほうきで掃き清めながら参拝する奇祭。実施日4月18日) おはいごさん(総社大神宮に伝わる。獅子頭を先頭に町内を練り歩く。火伏せの神。災難除けや家内安全を祈る。実施日5月1日) 引接寺虫干しと絵解き(寺宝の軸物を本堂で虫干しをする六道絵(地獄絵)を分かり易く絵解きする。実施日7月25日) 日野山祭り(日野山は越前を象徴する山。ふもとは各在所に日野神社がある。当日は夜各日野神社から山頂へ登りご来光を拝む。実施日8月23日から25日) あえのこと(余田町に伝わる「田の神」の直会。全国でも能登の一部とここに残るだけ。実施日12月5日) 野大坪萬歳(味真野町、上大坪町。日本三大古典万歳。国指定重要文化財) 塩土命座像(大虫神社。平安末期) 小丸城跡(天正年間、佐々成政により築城) 野々宮廃寺跡(五分市町) 紫式部歌碑 万葉歌碑 芦山公園、味真野苑みどりと自然の村の桜 日野川のあゆ釣り風景(6月から8月) 紫式部公園の雪吊り風景 虫送り(新保町の七夕行事) 宮座(大屋町で守られている一種の株仲間組織で長男が入る) 歩射神事(大屋町白山神社で行われる豊作を祈る行事) 白山神社のバラ大杉 城福寺のヒイラギ 白山神社のサカキ 宗生寺のラカンマキ 京町・元町・本町・柳町を結ぶ寺町筋の町並み(各宗の寺院が続く) 卍(まんじ)の辻(城下町の名残で城への見通しがきかなくしてある) あおば町一帯の打刃物工場 箪笥町(旧市街の元町、本町一帯にたんす店が軒を並べる) 武生市工業試験場(越前打刃物資料を展示) 【名産】梅月せんべい(大豆入りせんべい) 満照豆(大豆をいって砂糖で固めた菓子) 越前むかし菓子(大豆のすあま、豆棒など) 越前そば(武生はそばどころ) 菊まんじゅう(食用菊を使ったおまんじゅう) ヤマイモそば 地酒(本吟醸) ------------------------------【名称】武生市越前の里郷土資料館 【住所】福井県武生市余川町55−1 【電話】0778−27−2204 【交通】北陸本線武生駅下車,武生市役所前から福鉄バス池田行きで味真野神社下車,徒歩5分 【開館】9:00〜16:30 【概要】昭和49年に開館 越前の里の歴史,考古,民俗資料------------ 旧今立郡今立町のデータ -------------- 福井県今立郡 【いわれ】弘仁14年(823年)、丹生郡より独立して新しく今できた郡という意味で今立と名づけられた 【シンボル】花(桜)、木(モクセイ)、鳥(なし) 【日本一】和紙産地として出荷量、技術層の厚さ、種類の多さ日本一 リボン生産と絹羽二重生産が全国の35%のシャアで日本一 世界で初めて越前和紙による等身大人形4体制作 世界一大きい和紙による童話絵本の作製(3.3m×2.3m・24ページ) 全長160mの和紙のトンネル・529羽の和紙の「連ヅル」 【観光】 和紙の里通り(池、せせらぎ、植樹、音楽ベンチ(座ると音楽が流れる)等を配した(延長230m、幅員16m)を整備した和紙の里観光拠点) 剣豪・佐々木小次郎生誕地公園と和紙の里通り全景 世阿弥作の謡曲「花筐」の里(花筐公園とウスズミザクラ全景) 昔の庄屋や地主の古い家並みによる町並み全景(定友と岩本地系) 大小5つの滝からなる柳の滝と松ヶ嶽権現山への登山全景 大滝神社を中心とする越前和紙の里全景 和紙の里会館・パピルス館(昭和49年に開館。1500年前の伝統と歴史を誇る越前和紙の歴史資料、和紙製品の展示、別棟のパピルス館は紙漉実習場) いまだて芸術館(アートホール31。美術館的機能とコンサート機能をもった全国的にもユニークな芸術文化活動の拠点施設で、特に音響と照明はヤマハ音響研究所設計で力を入れている) 卯立の工芸館(手漉き和紙作りを見学できる工房) 越前和紙の里での伝統的地場産業である和紙をすく水の音風景 リボン・絹羽二重・ベルベット織物の町としての織機の音風景 謡曲「花筐」の里としての薪能の鼓の音風景 柳の滝のしぶきの音風景 町内6ヶ所から定時に流れるミュージックサイレンの鐘の音風景 町民綱引き大会(和紙で作った綱でするときもある) 今立祭り(各種のあんどん山車が出そろう、にぎやかな祭り。実施日9月21日) ごぼう講(昔からの隠し農地で作ったゴボウをみそあえしたものとごはんを山盛りに酒を酌み交わす奇祭。実施日2月17日) 獅子返し(昔、イノシシが農産物を荒らすので獅子をかぶり獅子を追い払う獅子舞子舞。実施日10月7日) 大滝神社本殿及び拝殿(国指定重要文化財) 横山大観画伯記念碑 佐々木小次郎生誕地記念碑 花筐公園の桜祭り(天然記念物の樹齢600年のウスズミザクラがある。4月上旬) 水間神社のケヤキ 粟田部のウスズミザクラ(樹齢600年高さ18m目通り4mで男大迹皇子(後の継体天皇)がこの桜を愛された) 明光寺の大イチョウ 清根のキタゴヨウ 大滝神社の大杉・ゼンマイ桜 各集落毎のふる里夏祭りや秋祭り(72集落で独自に集落運動会や文化祭などを実施) 町立郷土歴史民俗資料館 日本の和紙の発祥地(全国で唯一の紙の神様をまつる越前和紙の里は1500年の歴史と伝統を誇り全国の和紙産地はすべて本町の職人が紙漉技術を伝えた。またわが国で初めての紙幣の福井藩札をすき、昭和25年まで本町に大蔵省抄紙部があり、お札を作っていた。お札の透かし技術も本町発祥) 越前和紙の伝説(今から1500年前、山と山に囲まれた村があり田畑が少なく暮らしはとても苦しかった。ある日、村人が畑を打っていたら岡太川の上流に美しい姫様が現れ、田畑が少なく苦しいだろうから、このきれいな水を利用して紙をすく方法を教えてあげますと言って紙漉を伝授して消えてしまった。以後、この伝説のある大滝を中心に現在の越前和紙生産が栄えた。村人はこの姫様を「川上御前」と呼び岡太神社に紙の祖としてまつった) 【名産】越前和紙の各種伝統工芸品 リボン 絹羽二重 ベルベット製品 越前特有のおろしそば ----------------------- 【名称】和紙の里会館・パピルス館 【住所】福井県今立郡今立町新在家11−12 【電話】0778−42−0016 【交通】北陸本線武生駅下車,武生市役所から福鉄バス戸ノ口行きで和紙の里会館前下車 【開館】9:00〜16:00 【概要】昭和49年に開館 越前和紙の歴史資料 和紙製品の展示 別棟のパピルス館は紙漉実習場 |