愛知県幡豆郡
【いわれ】「黄金堤(こがねづつみ)」を1晩で築き、塩田や用排水路を作り、赤毛の駄馬にまたがり農民と親しく接した庶民的な地元の名君、吉良上野介義央(よしひさ)公にちなんで「吉良町」となる。
【シンボル】花(ツツジ)、木(キリ)、鳥(なし)
【日本一】吉良上野介義央公供養(元禄事件では極悪非道の人とされているが、地元では事績を残す名君)
【観光】
    吉良温泉(海水浴、潮干狩り、海釣りの名所、一年中楽しめる)
    黄金堤(吉良公が1夜で築いたといわれ、現在は桜の名所)
    華蔵寺と花岳寺(吉良一族、東条吉良氏の菩提寺と庭園)
    華蔵寺の庭園(小堀遠州流の枯山水)
    三河湾国定公園(波静かな内湾に,白砂青松の海岸の島々)
    吉良温泉旅館街(三河湾国定公園に含まれ,緑のなかの旅館街)
    白山からの眺望(西三河一帯から名古屋市も眺望,加賀白山も)
    旧糟谷縫石右衛門(かすやぬうえもん)住宅の水琴窟(すいきんくつ)(江戸期の幕府巡見使を接待した庭園と茶室に設置,たえなる音を聞かせる。4基)
    旧糟谷邸(江戸時代の幕府巡見使を宿泊・接待した代表的商家・庄屋)
    宝珠院一国寿寺の水琴窟(三河七福神巡りの寺。庭園設置)
    華藏寺のぼん鐘(吉良公50才の寄進。300年余り朝夕平安を響かせる)
    五月祭り(作品展、芸能発表、茶席など。実施日5月27日から28日) 
    吉良町文化祭(清新な薫り高い文化の町の各種イベント。実施日10月27日から28日)
    仁吉祭り(吉良の仁吉ゆかりの源徳寺を中心に,三度笠スタイルの仁吉を先頭に民謡パレード。実施日6月中旬)
    宮崎・吉良温泉ぎおん祭り(たいみこしや山車が威勢良く海岸を練り,海には鳥居型のちょうちん船,花火の競演も。実施日7月下旬)
    瀬門神社の馬駆神事(室町時代の造営と伝えられる郷社で。当時から豪華絢爛な馬具装備(あぶみ,くらなど)と由来がある。実施日10月19日)
    饗庭の不動尊祭(あいば。饗庭金蓮寺の本尊で,江戸時代から一色の大ちょうちん諏訪神社の祭礼とともに全国縁日帳に載る。今も秋祭りよりにぎわう。実施日3月上旬) 
    歴史民俗資料館(岩場古墳出土品と製塩業の資料を中心に展示)
    尾崎士郎書斎(書斎を移築したもの)
    文珠殿・小山田勝楽寺(江戸時代からの近現代の武具,日常生活品)
    宮崎海岸(雄大な自然と新鮮で豊富な海の幸が自慢の三河湾国定公園内に位置する)
    吉良公毎歳忌(吉良上野介義央公の遺徳をしのび吉良家の菩提を弔う。俳句や茶会、弓道大会。実施日12月14日)
    金蓮寺弥陀堂(金蓮寺。国宝)
    木造阿弥陀如来座像(専長寺。国指定重要文化財)
    正法寺古墳(正法寺。国指定史跡)
    幡頭神社の本殿(国指定重要文化財)
    岩場古墳(小山田、大山)
    尾崎士郎生誕地碑(吉良の生んだ小説家の生家跡)
    人生劇場碑(尾崎士郎の名作「人生劇場」にちなんで吉良海岸にある)
    海蔵寺様式台灯ろう(宝暦3年、西村左近宗春作と銘あり。青銅製の仏具の代表的な灯ろうで本能寺型などと並び原型の発祥でもある)
    四ッ池の蛇婿(四ッ池に住む蛇が若者に姿を変えて一人娘をもらいに来る話)
    ズイトン(萩原の海蔵寺の2人の小僧さんとひたずら好きな狐の話)
    へっぴりじいさん(殿様の前で自慢の「へ」で色々な音を出してみんなを楽しませたじいさんの話)
    猿とタコ(いたずら者の猿を大ダコが懲らしめる話)
    勝楽寺の足利誓いの松(足利尊氏が当寺の建立に当たって手植えされたと伝えられ樹高30m根回り8m)
    吉良花火大会(ぎおん祭りに合わせて行う)
【名産】吉良の赤馬(吉良公の領内巡視に由来、木くず練製がん具)
    三河湾の幸(美味新鮮なクルマエビ、赤貝、アサリ)
    吉良の抹茶(こくのある抹茶)
    焼きのり
    洋ラン(年間を通して秀麗高価な洋ランを出荷)
    いちご、梨、イチジク、キュウリなど
【発祥】海藏寺様式台灯ろう(宝暦3年,西村左近宗春作と銘あり。青銅製の仏具の代表的な灯ろうで,本能寺型などとならび原型の発祥)